気を楽にしろ、粗忽屋

気を楽にしろ、粗忽屋

オタク趣味を楽しくインテリアにしたい工作初心者の、100均リメイク・ミニチュア・雑貨工作etc。ワンピース フィギュアのお洒落なディスプレイを探求すれど道は険し…

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する 最終回

最終回、「いちおう、完成」の巻。

 

蝶番をつけた扉を本体に彫っていた位置に取り付けて、とりあえず完成。

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↑ 未練たらしく、まだプラ板の保護フィルムをくっつけたまま(;^_^。

 

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このフィルムを剥がせば、プラ板の透明度が上がるのですが、なんか名残惜しい…。

 

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懸念していた上辺の角っこ。

こんなですが、タバサが作ったにしてはぴちっとしてるんです、ほんとに。

 

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撮影してて気づいたけど、こうして横にしちゃえば、ヨコ置きタイプのディスプレイケースにできるね!

 

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本来、このダイソーの留め金は、この方向で使うほうが似合うしね。

 

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中の「壁紙」を着せ替えると、こう。

 

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壁紙のチェンジができるオプションパーツ(笑)付属です。
棚板をはずして、シャーロック・シート(←)をはめこんだだけのお手軽チェンジ。
中に入れる物や、気分で交換しましょう。

 

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いいかげん、ラクガキ保護フィルムを剥がせよ

やっぱり曇ってるねー、フィルムがあると。

 

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留め具の部分。
雰囲気出せるかと部屋に転がってた100均ダイソーの飾り金具のカギをぶらさげてみる。
薬棚のカギっぽいといいなーと思ったが、薬棚に鍵ぶらさげたらアホだわな(笑)

 

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横から中をのぞいたところ。

よく見ると天板のプラ板に、最上段の瓶が逆さに映ってる~。
プラ板でも映るんだね。

 

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とりあえずで、ぎっしりガラス瓶を詰め込んでみた。
そこでわかったこと;
奥板(背板)は、紙じゃなく合板にしておいて正解だった
かなりの重量なので、この安定感がないとやばかったかも。

 

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かなりの重さだけど、棚たちもしっかり支えてます。
ワンピースのフィギュアはトラファルガー・ローを一人だけ入れてみたけど、ほんとに飾るときはもう少しフィギュアの割合を増やそうかな。

 

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最上段をナナメ上からみたところ。

100均フォトフレームで作るディスプレイケースだと、フォトフレームの製品寸法が微妙に違っていてズレが生じやすいけれど、今回のケースはスノコを再組成し、ステンレス水切りラック主体で作ったためか、そういうズレが生じなかった。
(タバサ工作では実に珍しい現象)

 

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今は瓶の色が透明が多いので、この「全然違うけど自称・シャーロックの部屋の壁紙もどき」シートをはめておきます。
ディスプレイケースの収納物の色味が変わったら、取りつけたままの白いキラキラ壁紙にしようかと考えてます。

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↓ 断腸の思いで、とうとう保護フィルムを剥がしました。

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あはは、やっぱり透明度が上がりますね~。

 

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自然光バージョン。

映りこみやすいので、変なショットが多くなり失礼。

 

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トラファルガー・ローが、「トラファルガールームへようこそ」気味にみえるのは気のせいか。

 

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側板の間から覗き込んだローさんの様子。

ほどよく明るくて、居心地よさそうです(←?)。
採光にこだわってよかったー!

 

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こちらは二階(中段)を同じく外から見たところ。

相当ギッシリ入れてるけど、明るい!よかった!

 

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ただ、このシャーロックもどき壁紙だと、やっぱり暗い色の物体はわかりにくい。

トラファルガー・ローの奥にある緑のボトル、よくわからないですよね。

 

完成してから気づきましたが、やろうと思えば上下ひっくり返して使える!このケース!

たとえばこんな(↓)、「右開きじゃなく左開きだったらよかったのにー」な場合。

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アラヨッとひっくりかえし・・・

 

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こっちを向いてよハニー☆なことができることはできちゃう。
(余談ですが、グリーンが合うかも)


棚板うけは「すのこ」のつなぎ板なので問題ない。
ただ、「天板がスケルトン」じゃなくなるのと、手抜きタバサは底板の裏面は塗装してないので、この使い方するなら塗らないと「真っ白」が露呈するけどね~。エヘヘ。


長引くと途中で放置してしまう自分が、イチから考えて何かを完成できるなんてほんとうに奇跡です。
奇跡がまた一つ、増えました。

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 今回ケースに入れた内容物一覧。

昔、占い師に「あなたは物事を完遂できない星回り。だからとにかく一つでも、成し遂げなさい」と言われ、できたりできなかったりずっと気にしてきたけれど、やっとだんだんできるようになってきたと思っていいのかなぁ…。

こんな駄文に目を走らせてくださった方々の存在も実は大きかったです。
間違えてここに辿り着いてしまった気の毒な方々も含めまして、ほんとにありがとうございます。
 

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そして、my 目の保養・ウィンチェスター兄弟も、どうもありがとう。
指折り数えてみたら、このディスプレイケースを作ってる間にあなたたちそれぞれ3回ずつ、死んだり生き返ったりあの世とこの世を行ったり来たりしてました。
なんですか、王家の紋章ですか。

お2人にはスーパーナチュラルのシーズン10以降がamazonプライムの対象になる日までお会いしないと思いますが、どうかそれまで末永くお幸せに。

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ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その12

第12回め、「ディスプレイケースに、プラ板その他をとりつける」

2週間前からジーと鳴く蝉はいましたが、今朝からクマゼミが鳴き始めた東京の片隅からお送りしております。
扉をつける寸前で力尽きましたが、あと1回で完成です…長かった…。

プラ板の前にやった方がラクな物を取りつける

プラ板が無いほうがガシガシ鷲掴みできて作業がラクなので、付けられる物は今ここで付けます。

扉の留め具にゴールド加工をして、半分だけとりつける

留め具は100均ダイソーの「アンティーク調 留め具」を使用。

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凝った高級品も考えたけど、なるべく100均素材を使うのが今回のコンセプトの一つなので。

この形のものなら、扉の取っ手の役割も果たすので、一石二鳥。

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※ 今回の扉は取っ手がとりつけづらいデザインになったので、取っ手なし。

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元のままでもいいけど、「金色と木」を組ませたいので、ちょびっと金色加工しました。
使った塗料はアクリル絵具の「dazzling metallics glorious gold」。

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扉をとりつけないと、留め具の「掛け金(ラッチ)」の位置がハッキリわからないので、「ラッチを引っかける方」だけ、先に扉につけておきます。

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 ↑ 掛け金を本体につける正確な位置は、蝶番で扉を取りつけたあとにならないとわからないので、ポッチ部分だけ先につけておく。

壁面固定具をつける

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かなりの重量を収納するので壁面吊りはしないけど、地震等でバターン!の転倒事故防止のため、壁に固定する金具も背中につけました。
100均ダイソー

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※ネジは添付の物より少し長い手持ちのネジに交換。
 添付ネジは短すぎて、使用中にスッポ抜けたことがあるから。

蝶番を半分つけておく

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100均ダイソーかセリアのやつ。

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塗装する前に彫っておいた窪みに、蝶番をはめ込む。

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扉をかぶせながら付ける方がラクなので、本体ではなく扉に蝶番をつけておく。
プラ板をすべて付け終わったら、扉を本体にとりつけます。

ガラス替わりのプラ板を本体につける

昔ホームセンターで購入後、部屋の壁の一部になっていたアクリサンデー社の「サンデーPET 0.5ミリ」。

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100均で単体で売ってるプラ板の最大サイズは、タバサの見た限り「B4(@ダイソー)」。
フォトフレームごと使うならA3まである。
今回のケースの扉サイズはA3以上なので、残念ながら100均では入手できなかった。

さて、まだスノコ状態だった頃にサイズ合わせをしてカットしておいたパーツたちの出番です。

  1. プラ板の両面に保護フィルムがついているので、接着面の保護フィルムだけはがす。
    (接着時にボンドがはみ出して内側に付着しても、フィルムがあれば大丈夫)

  2. 内側(まだフィルムが付いている側)に、ボンドを塗る「ノリしろ」部分をうつしとってマジックペンで印をつける。

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    保護フィルムがあると便利ですなー。
    (ない場合はラップかマステでOK)

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  3. 接着面側の「のりしろ」に木工用ボンドを塗り、窓部分に接着する。
    プラスチック部分に木工ボンドが接着できるか心配だったけれど、しっかりくっついた。

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つけた直後は目立ったボンドの白も、乾いてくるとちゃんと透明に。

↓ 角っこの「プラ板でつくる角」もキレイに合ってる!

  ミラクル~!

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扉にもプラ板をつける

扉用のプラ板をハサミでチョキチョキ切り出し、保護フィルムの接着面だけはがして、ボンドで接着。
・・・だけで終わる予定だったのに・・・。

プラ板に余計なラクガキをしてしまう

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面積の広さにガマンできなくなりティンカーベルと白雪姫の継母を油性ペンでイタズラ描き(内側の保護フィルムの上なのでなんでもできる)

調子に乗って油性マーカーで色をつけたら、剥がしづらくなっちゃった…。

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↑ ボンドで扉の裏側に貼ったところ。

ディスプレイケースには完全に邪魔なんだけどさー。

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↑ 扉を表からみたところ。
  未練たらしくまだ保護フィルムをつけたまま。

最近100均の店頭で、「ガラスにはりつけてカフェバー風」になる洒落たグラスペイントシートをよく見かけます。
つけたいなーと思ったけど、ディスプレイとケンカしちゃうもんなぁ…。

あーコレ剥がしづらい…。(よくよくバカ)


次回、「扉を取りつけて完成」にて最終回でございまする。

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その11

第11回、「ケースに奥板をとりつけたが、わずかな怠け心のせいで大変な回り道になった」の巻。

ディスプレイケースの製作も最終コーナーを曲がったところで、大失敗。

ほんの少し工程を省いたことがアダになり、双六でいえば「5マス戻る」羽目に。

奥板をつける

悩んだ末、白い方を奥板として取りつけて、シャーロックの部屋壁紙を勝手にイメージした木目調は「オプション装備」にしました。

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気取った言い方しましたが、要はあのシートを「いつでもはめたり外したりする」だけです。

やりたくなかった「木の板」を採用

イラストボードで奥板を完成させていた(キラキラデコった白い壁)のに、ここにきて急きょ変更。

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 理由は、バランスの悪さが心配になったため。

このケースは、100均ダイソーの桐材(すのこ含む)でできています。
桐というのは加工がしやすく軽いので好んで使いましたが、奥板が軽量すぎると、本体枠に扉をとりつけたときの全体のバランスが、「前のめり」気味になる可能性に今さら気づいてしまいました。

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実際に使う時は壁面に固定できるようにしますが、バランスを後ろ寄りに直したほうがいいのかな?と気になって仕方ないので、大変不本意ながら、ホームセンターで一番安い合板(ベニヤは反っていたので却下)278円を購入。

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幅が足りないので継ぎ足して使うことに。

イラストボードの意味なかったじゃん…!

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奥板のとりつけ手順
  1. キラキラデコレーションしたリメイクシートを貼った(けど意味のないアイテムになってしまった)イラストボードと、新たに用意した合板を、木工ボンドで貼り合わせる。

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    ↓ 貼り合わせたところ。イラストボードもったいない…。

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  2. 本体枠にボンドでつけ、1で作った奥板を張り付ける。
    ↓ ボンドを塗った本体枠。

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    それから釘で打つ。

これで完了のはずが、四度め?「ヒューストン、問題発生」。

「めんどくさい」もホドホドにしないと痛い目に合いますよ

メンドくさがり1:真っ白な奥板が悪目立ちしてるよ!

奥板に色を塗るのが面倒で、「どうせウラだから」と何もせずに取り付けたら、そこだけ白いのが超目立つ
側板側から見えることを考えていなかった。

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まるでココアビスケットに白いチョコのアルフォート状態。

メンドくさがり2:奥板のはみ出しっぷりがハンパない

実は、ボンドを付ける前に気づいていました。
確かに、奥板が3ミリ~5ミリほど側板からはみ出していた。

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でも、このときに調整するのが面倒だったのと、サッサとトンカチで打ってしまいたいのとで、取り付けちゃったんだよね…。
(上の階の住人の騒音が酷いんだけど、自分が出す音も騒音になってないか気になっちゃって、早い時間にサッサと済ませたくて焦っていた)

3~5ミリ程度だし、後でなんとかなるとタカをくくってたら、なんとかするのが超タイヘンでした

手間を惜しんだツケ

奥板のはみ出しぶん:3~5ミリって普通にノコギリで調整するのも難しい寸法。

そして打ち付けた後では、側板を傷つける危険がありノコギリは使えない。

仕方なく、鉄ヤスリかけたり、ナイフで削ったり。

マスキングテープで養生したけど、テープもボロボロ。

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地道になんとか削って、ヤスリでフラットに整えて、ヤレヤレと養生してたマステを剥がしたら、ワックスと塗料が見事にハゲた。

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ハイ、ヤスリかけて塗装からやり直しー。

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ヤスリかけてー、水性ステインで塗装してー、またヤスリかけてー、ワックスかけてー、磨いてー。

同時に、「真っ白」で悪目立ちしていた奥板の断面部分をちゃんと水性ステインのダークブラウンで塗る。

↓ 水性ステインで奥板とハゲた側板を塗りなおしたところ(下側の板)

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というわけで、剥げてボロボロになった側板をやり直して、なんとか元通りにしましたが、足掛け3日もかかったわー。 

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こんなアホはタバサくらいでしょうが、「面倒くさい」もほどほどにしないと、ほんと倍以上の手間がかかりま……ハッ!…これももしや孔明の罠…?(違います)

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◆今回のBGM:kingdom hearts/キングダムハーツ オリジナルサウンドトラック

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ドナルドダックが魔法使いとして支えてくれて、落ち込んでると下から覗き込んで励ましてくれる名作ゲーム。(嘘は言ってない)。

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オープニングの「光」のオーケストラバージョンだけで感涙必至。

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ゲームのシーンでは、ピーターパンと夜空を飛びビッグベンの仕掛けを解くところ、
音楽と背景は、マレフィセントが君臨するホロウ・バスティオンに最も惹かれます。

 

次回、「ケースにプラ板をはめ、(できたら)扉をとりつける」へ続きまする。

やっと終わりがみえたー! 

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その10

 第10回め、「奥板の候補に化粧をして、比較する」の巻。
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↑ 仮配置してみたディスプレイケース。異次元へ飛ばしました。

奥板は面倒なので固いイラストボードでいいかなと考えていますが、色を「白系」と「木目調」どちらにするか悩んでいます。

◆白系:色付き瓶が映えるハズ。
◆木目:全体との調和はこちらが上のはず。シックな感じに仕上がるハズ。

奥板候補1:「白い壁板」を作る

材料と手順
  • イラストボード

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    恐竜時代に買ったきり使わず、変色した物。大きさが足りないのでツギハギする。
  • 100均ダイソーの「リメイクシート」

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    白い壁紙風のもの。
◆手順◆
突き合わせたイラストボードに、リメイクシートを貼る。
(リメイクシートでイラストボードをつなげる形になります)
よせばいいのに、魔が差して装飾をつける
なんでだろう。
普段、ビーズやビジュー等のキラキラ飾りに一切興味がないのに、100均でデコレーション用シールを見ていたら急につけたくなり、つけてしまった…。

材料はすべて100均セリアのシール。

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画像左から;
  • デコレーションシール(半透明カラフル)
  • ラインストーンシール(パール)
  • ラインストーンシール(キラキラ)
これを、「白い壁風板」に、適当に一粒ずつくっつけた。

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今回作ってるディスプレイケース?キャビネット?には、「合わないなぁ」と違和感を覚えながら、それでもくっつけてしまった。
ほんと、なんでだろう…。

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うーん、ほらね、なんともいえない…。

奥板候補2:木目調シートを、窓ガラスシートでデコる

イラストボードが尽きたので、シートだけ準備。
材料と手順
  • 100均ダイソーの「リメイクシート(木目アンティーク)」↓

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  • 100均ダイソーの「窓ガラス目隠しシート(ダマスク)」↑
◆手順◆
木目調のリメイクシートの上に、窓ガラス目隠しシートを貼る…。

どんなものでも、木目調なら今回のディスプレイケースに合うのは分かってる。
でも、なにか細工したくなって、ムラムラしてやったけれど、うーん…?

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よくわからなくなってきちゃった…。

BBCのシャーロックの部屋の壁紙、あれの木目版のようになるかな~?と期待したんだけどなぁ。

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最近、シャーロックを観てなくて完全に記憶でイメージしてたけど、こうして画像をひっぱって見てみると、結構ちがってるじゃないか…。

白壁と木目、どちらが奥板にふさわしいか、対決する

奥板を決めるため、それぞれを並べて比較してみます。

パーツはまだバラバラなので、ケース扉、奥板候補は立てかけているだけです。

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棚板を設置し、瓶やフィギュアを適当に置いて、どんなイメージになるか実験。

実際の背景の部屋がとっちらかっているので、ケースだけ異次元へ飛ばしました。
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予測どおり、木目調のほうが圧倒的にクラッシクで似合ってますよね…。

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ただ、白にした方が「色付き瓶」が映える…。
向かって右下の緑の瓶なんて、白ではよくわかるけれど、木目になると、ほとんどわからない。

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トラファルガー・ローのフィギュアは適当なものを放り込みましたが、
パンクハザード島のような黒いコートを着ていると、背景と同化して「誰かいるの?」状態になるかもしれない…。

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でも、ディスプレイケースとしての完成度は、やっぱり木目調の奥板だよねぇ…。

困ったなぁ…。 

◆今回のBGM(バックグラウンドムービー)グリム/GRIMM シーズン1~

 amazonプライム流しっぱなし視聴。
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  グリム童話がベースのダークファンタジー。
 おすすめ物件は、レナード警部のサッシャ・ロイズ(右)。
 出てくるたび画面からしたたり落ちるフェロモン、どうにかしてくれ。
 くそセクシーぶりと、御本人も堪能なフランス語ドイツ語の流暢っぷりも反則レベル。

 ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その9

第9回め、「ケース扉や、奥板の候補に、キラキラお飾りをつける」の巻。

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奥板につけるとこまで行かなかった~ごめんなさい、今回はこのケースの扉の装飾のお話です。

ケース扉にキラキラ飾りをつける

これいらなくない?という声が自分の中でしていますが、
ダークブラウンの木に、金色の飾りをつけなくては死んでしまう病」にかかって早一ヶ月以上、快癒祈願をこめてお飾りをつけることにしました。
材料はセリアのメタルパーツシール
なるべく安くすませたいので、100均セリアのデコシールコーナーで見かけた「メタルパーツシール 星」というのを使いました。

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このシールの素晴らしいところ;素材が「真鍮」なところ

接着面は樹脂なんだけど、表面のキラ部分は、「真鍮」ですのよ!
凄くなくって?(なんでお蝶夫人
できれば「金属」をつけたかったタバサの願いが、辛くも叶います。
メタルパーツシールに「味わい加工」を施す
実は売り場には同じ商品で、もっと全体がキラキラに磨いてあるバージョンも売っていました。

金色の明るさはそちらの方がダークブラウンの木に映えますが、「全体が均一に明るい金色」はなんだか安っぽくみえる(いや実際に安いけどさ)。

悩んだ末に、「くすんだ真鍮」のバージョンを買い、それを加工しました。

なーんてエラそうに言っても、凸部分に紙ヤスリかけしただけ~!

ヤスリかけ前↓

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ヤスリかけ後 ↓

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意味ないかな~…?
でも、ホラ、でっぱってる所だけ明るい金色になって、凹んでる部分は暗いままなので、グラデーションができて、全部が金ピカよりは雰囲気が出ていません…か…?
(あれ?出てない?)

◆ヤスリかけ加工の方法◆
シール台紙にくっつけたままで、100番くらいの紙ヤスリで列の隙間を、凸にあたるよう角度をつけてナデナデするとすぐに明るい金色に。
※ やりすぎるとスリ減るので、注意。
ディスプレイケースの扉にくっつけてゆく

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粘着シールのままつけると、透明とはいえシールが見えてカッコ悪いので、一つ一つ粘着シールから剥がして、速乾木工ボンドを裏につけて、扉のフレームに貼りました。

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実は、プラスチック用の「瞬間接着セメダイン」と「速乾木工ボンド」で、使い勝手の比較をしましたが、セメダインは指についたときの処理や、扉フレームの想定外のところにボンドがついたときの処理がやりにくかった。

パーツが小さくてあちこち落としたりやりなおしたりするので、「木工ボンド」のほうが米粒(天然糊)感覚で扱いやすかったです。

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ピンセット使ったり指でつけたりしましたが、そのときのパーツの指の上での向きにより、掴みやすさ・やりやすさは都度ちがいました。

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途中で貼る間隔を変えようとしたけど、どうしても元に戻ってしまったので、ちょっと間隔が違うゾーンがありますが、仕方ないわね~、それも愛嬌と思いましょ^^

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あ、ドサクサですが、本体枠をちょっとだけステーで補強しました。
なくてもいいかなとは思うのですが、念のため。目立つので、後で暗く塗ります。

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主に洋ドラマのSUPER NATURAL(スーパーナチュラル)をamazonプライムで視聴しながらボチボチやってましたが、たのしかったー。(ドラマが)

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そのうち、作業にもハマってきます…。

こんなに面倒くさがりで根性ナシなのに、なんでこんな面倒なことを延々やったのか不思議です。

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関係あるかわかりませんが、タバサはB型です。
あ、どうか嫌わないでください(配属先初日に初対面先輩に血液型を訊かれ、Bという理由で瞬間で嫌われちゃった( ;∀;))

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結構ボンドがはみ出したり、星パーツそのものがボンドまみれになったまま貼り付けたりしちゃったけど、目立たないものなのねー!
自分でもどこだかわからん。

f:id:Tranquilo:20170703224429j:plain◆今回のBGM(BGムービー):SUPER NATURAL/スーパーナチュラル 3~5シーズン抜粋
チマチマつけた真鍮のお星さまのひとつひとつに、ウィンチェスター兄弟や悪魔や天使や色んな生物の思い出が詰まっ・・・・てるか微妙だけど、たのしい時を過ごせました。

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北欧映画のじっくりモノは無理ですが、こういう作業をしているとき、観たかった映像を観るのは幸せでした!

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作っていた物が完成した後でも、それを作った時のことやBGMは案外と覚えているものなので、振り返ると倍たのしくて、ありがたいです。

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その8

第8回め、「ケース扉と本体枠を、ペイント&ワックス塗りをする」の巻。

棚板を金色に塗装する

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100均ダイソーの「水切りラック」です。

このディスプレイケースは、「ガラス瓶をのせられる頑丈で、光を通す棚」の条件に見事適合した、この素材に合わせたサイズ、作り方になりました。(ステンレスの加工ができないから)

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ケースの作成コンセプトに、「木と金色の素材の組み合わせ」があるので、こいつを金色にペイント。

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金色の水性アクリル塗料、「Dazzling Metallics」の「Glorious Gold」。
トールペイントの塗料売り場で捕獲しましたが、アチコチ使えて便利。

黒のアクリル絵の具で塗ってから、金色を重ねると、アンティークっぽくなるかなー?とやってみたけど、手間の割にあんまり目立たないなー。↓

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↓ 二つ目は、金色だけ塗りました。

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「スプレータイプ」があるとラクですが、好きな洋ドラマや映画を観ながら筆でペタペタ塗ってると、「オイラ幸せだなー」という実感がしみじみ感じられるので、筆塗り大好きです。

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↑ 手前:黒+金色、奥:金色のみ。

実験的に「紙工作用の透明ニス」を塗ってみたけど、手触りがザラザラ→ツルツルになっただけでたいして変わらない。
頻繁に物を出し入れするケースじゃないし、ニスは要らないかな。

ケース扉と本体枠を、ペイント&ワックス塗りをする

塗装する前に、蝶番とりつけ準備をしておく
扉と本体枠に「蝶番取り付け用」のミゾと、ネジ穴を掘っておきます。
後でも構わない工程だけれど、塗装後だと失敗したときに跡が目立つので。

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  1. 扉と本体の接続部分に、100均(セリアかダイソーのどっちか)で買った「丁番」をあてがって金具の大きさに印をつけ、平彫刻刀でうすく削る
  2. 再び丁番を合わせてネジ穴の印をつけ、キリドライバーでぶすっと穴をあけておく。
以上。
水性ステインで塗装する
地道なヤスリかけ作業はこの日のため!
ペイントって一種のカタルシスが得られますよね~。
今回も、アサヒペイントの水性ステイン「ダークブラウン」さん。

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実はこういう扉にはペンキとかでベッタリ塗るほうが、モールディングが映えると思う。
「白」とかでベタ塗りしてみたい欲求にかられますが、今回のケースの木肌はケンブリッジというかイートンというかそんなイメージ妄想を抱いているので、ガマンして木肌がみえる仕様にします。

↓ 中央の4つの白い部分は、蝶番のための場所。

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「ダークブラウン」なのにこの黒さ、カラス貝よりも真っ黒なスイミー並みの「真っ黒」っぷり。
画像のせいではなく、実物も「真っ黒」になり、タバサもちょっと驚きました。

ヤスリかけが良すぎたのか?塗りすぎたのか?想定外に吸収が良かったのか?

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モールディングの「額縁づくり」のとき、盛大にすき間が空いて、粘土でパテした箇所も、どこだかわからないくらいにわからなくなりました。
やったー!

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いわゆる「男前インテリア」風にするなら、このまま手を加えずにワックスでフィニッシュしてもよいかも。
ワックスの前にヤスリかけする
ここで余分な塗料を取り除き、「アンティーク感」「使用感」「雰囲気出し」のためのヤスリかけ。

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たいしたことないだろうとほぼ養生しないでやってたら、案外周囲が汚れることがわかった…。

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汚したカーペットは、このあと掃除機でキレイになりました(ホッ)。
 あまり色を剥がしたくない時や「男前インテリア」っぽい黒いままが好みであれば、このヤスリの工程は省きます。
ワックスを塗る
使用したワックス:「木工用みつろうクリーム」
ブライワックスの仕上がりにやっぱりちょっと抵抗があるので、純度の高い天然系に回帰しました。

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「菜種油、亜麻仁油、蜜蝋、椿油、ヒバ油」でできてます。
ヒバかな? かすかにいい匂いがします。

40gと200gがあって、タバサは200gをamazonで買ったよ。

Amazon.co.jp: 尾山製材株式会社 木工用みつろうクリーム200g: DIY・工具

(アフィしてないので、リンク踏んでも関係ないですよ)

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 適量を染み込まないところに取り出して、ビニール手袋した指にとってヌリヌリ。

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溝や、細かい角っこはベビー綿棒で。

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ワックス塗布後、磨く

30分くらい置いて、ボロ布でゴシゴシ。

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これも洋ドラマをみながらやってたら、あっという間に終わっていた。

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ブライワックスほどピッカピカー!にはならないけれど、自然な光沢としっとり感が出る。
何より、臭くならない。

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仕上げのヤスリかけをする

 本来は、ワックスの後、布で磨いたところで終了ですが…。

ワックス磨きをしても、思ったようにならなかった部分を、紙ヤスリで微調整しました。
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出てほしい効果にあわせて、ヤスリは使い分けます。
ほんのり少しずつ明るくするなら目の細かいもの、最初から明るくしたいポイントなら目の粗いヤスリで。
※ 粗いヤスリはワックスした木肌をモロに傷つけるので、ヘリとかフチとかピンポイントで使いました。


↑ ↓ 金色にペイントした棚(元・水切りラック)を乗せてみた本体枠。

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 タバサは思いついたときに工作材料を無頓着に備蓄してしまうので、紙ヤスリはたっぷり持ってたんだけど、次々塗料で真っ黒になるので、トータル結構消費しちゃった…。

↓ 最終的な扉のフレーム。

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↑ 自転車の轍だった「溝のモールディング」のヨレヨレ具合も、味わいと言えなくもない?
よくみると、モールディングの溝が角の接続部分でかみ合ってないんだけど、キッチリかみあってるところもあるんだよ!(タバサにとっては凄い快挙)
 

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↑ コーナーの接続で、溝がちゃんとかみあってるところ!

ちなみに上の画像は、ケース扉板に「金色」のお飾りをつけよーかなとちょっとやってみたところ。
 
次回、「ケース扉や奥板の候補に、キラキラお飾りをつける」へ続きまする。
 
◆今回のBGM(バックグラウンドムービー):SUPER NATURAL スーパーナチュラ シーズン9
amazonプライムの無料対象はこのシーズンまで。
ウィンチェスター兄弟もさることながら、シーズン5後半から登場の「死の騎士」がオススメ物件です。

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死神博士」や「白い巨塔の大河内教授」に惚れた人なら、きっと好きになる!

この人(「死」だけど)の英語の喋り方・発音が、浮世離れした「死」らしくて素敵ですよ。
このキャラで、ひっそり上品にファーストフードを愛好というギャップ萌えも担当。
今のところ、実はシリーズ中で一番常識的な人(「死」だけど)ではなかろうか。

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その7

第7回、「ケース扉にモールディング装飾を作りつける」の巻。
 

モールディングを作りながら、諸葛孔明との「年の差婚」の可能性を検討したんですが、あの人 西暦181年の生まれだから、ざっと1803年くらいの年齢差?
いいなぁ~…孔明の奥さんかぁ…。
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現場でセリフのおさらいをする天才軍師。

 

ケース扉にモールディング装飾を作りつける

材料を切る
前回記事の「モールディング・コンペ」(出点数2個)の優勝者、「半丸棒」と「100均木材」で作りますよ。

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ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その6 - 気を楽にしろ、粗忽屋


最初に作った「扉のフレーム(下画像)」の上に乗せて寸法を合わせ、材料を切ります。

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半丸棒がフレーム上の外周、「ミゾつき板」は内周になるので、長さに注意して…
…切りはじめたら……アレッ!?

またまたまた!「ヒューストン、問題発生!

端っこの処理、どーしたらいいの!?
今度こそ、「額ぶちづくり」から逃れられない
扉の基礎フレームのときは、
「二重構造の両面を張り合わる」作戦で「額縁づくり」から逃れましたが、今回は木材同士を重ね合わせることが絶対に不可能!

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避けまくってきた「額縁づくり」…。
どーしてもやらねばならない運命だったのか…。
(とにかく「バイアス処理」が怖いんです…!)

つまようじで100均ミニチュア家具を装飾したときは、何も考えずに正方形に置いただけでOKだったのにぃー!

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孔明の罠、恐るべし…(違います)。

あれは小さかったから、気にならなかっただけだったんだね…。
直径1センチの半丸棒で同じやり方をしたら、ものすごく目立ってカッコ悪いもんね…。
ううう、額縁づくりなんて、ちゃんとできないよう・・・。 
額縁の前に、半丸棒を寸法どおり切り、塗装しておく
「モールディング・コンペ」(←これで押し切るらしい)で露呈した通り、今回の「半丸棒」は材木の質が大変よくないので、塗料がとても定着しづらい。
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オイルステインならもっと染み込みそうですが、あまり染み込まれすぎても困るタバサは、水性ステイン愛用者。

他の木材よりも乾燥時間を長くとれば定着が進み、他との色の差が抑えられるのではと期待して、最初にこの半丸棒だけ、塗装しておきます。

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色は、これまたコンペの優勝者、「ダークブラウンさん」です。

 

額縁づくりをやる前に、「モールディング加工」をしておく

どーしても回避できないならチャレンジするわよ、「額縁づくり」。

その前に、木材にモールディングの「溝彫り加工」をしちゃいましょう。
溝の加工方法
まず予定通り、「扉の基礎フレーム上の内周」に木材を合わせて普通にカット。
端から2ミリくらい(←相変わらずテキトー)のところにノコギリの歯をあて、水平にギコギコして溝をつける。
最悪な仕上がりになったよ!
映画観ながらやったり、人と話しながらやったり、「ながら」作業のせいもあるけど、生来の不器用さが炸裂しました。

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ノコギリやりすぎて貫通しかけたり(画像右上)。

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泥道を行く自転車の轍(わだち)のような、ヨロヨロぶり。(まっすぐ溝がつけられない)

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これじゃ前回のモールディング・コンペ(←)で競った「彫刻刀」の仕上がりと変わらないじゃんかー!

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サンドペーパーで溝の形を整えてみましたが、「へんなとこで割った割りばし」みたいな仕上がりになっちゃった・・・。

前回記事の試作品とずいぶん違う様相になってるけど、大丈夫か!?

泣く泣くモールディングの「額縁づくり」をやる

「額縁づくり」の手順と、半丸棒との闘い
  1. 扉の基礎フレームの四隅に、内角と外角を結ぶ線をひく(ガイドライン)。
  2. モールディングの素材の両端を、その線にそってカットする。
  3. ボンドで基礎フレームに貼り付ける
っていう、手順はタバサでも考えつくんだよ!
でも、根性と技術力がないのよー!

と、泣いてばかりいると孔明に笑われるので(←)、涙を拭いて、おしやるぞー。

まず、外側の半丸棒をナナメにカット。

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扉の基礎フレームにエンピツでひいたガイドラインに合わせ、棒に印をつけ、ナナメに切ります。
棒が曲線なので、印をつけるのが通常の倍メンドーでやりにくかった…)

角は4つ、4本の木材の両端なので、計8カ所…!(ゼェゼェ)

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完了したら、木工ボンドでべったり、フレーム上の「外周側」に貼り付けます。
やっぱりズレた! 隙間があいちゃった!

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精密作業の苦手なタバサがテキトーにやればこーなるだろうなと思いましたが、案の定、せーだいに隙間が空きました。 ↓

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(でもね、ピッタリ合ってるところもあるんだよ!!)↓

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しかし、ごまかすアイデアにかけては磯野カツオに負けないタバサ。

すき間が空いたところは、手持ちの「100均の石粉粘土」をパテのかわりに詰め込んで、表面を左右と合わせてならしました。
(使いかけの石粉粘土が机の引き出しに入ってた)

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めっちゃ目立ってるけど、このモールディングは塗装するし、石粉粘土は塗料を吸収しやすいはずなので、まぁなんとかなるでしょ。
「溝をつけた木材」を額縁づくりにする
半丸棒と同様、「ノコギリで溝をつけた100均木材」を、寸法にあわせてナナメに切ります。

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↓ ↓ ↓ 接着前に、乗っけてみたところ。

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↑ 乗せただけなので、ところどころ浮いてるけれど、うまくいきそうです。

問題なさそうなので、木工ボンドでべったり接着。

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ノコギリかけすぎて貫通した部分も、貼り付たらまったくわからなくなりました♪

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ノコギリで溝をつけるほかに、最初から別々の木材(太い棒・細い棒)で作る方法もあったなと思ったけれど、それじゃタメなのー。

理由:基礎フレームの部分をグラウンドフロアとするなら、溝の木材は2F、溝部分は1F、そして半丸棒が3Fという、4段階構想なので、別々の木材でやるなら、直径1ミリの正角材をはさまねばならず、でもその気が起きなかったのよね…。
(極力、100均木材で済ませたかったのもある)

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↑ タバサにしては、ピチッと合ってるほうです!

画像の左上の角のところ;
最初に作った「扉の基礎フレーム部分(一番下の細く見えてる層)」は、「額縁づくり」を回避したためにつなぎ目の線の向きが違って目立ちますが、面積が狭いし一番奥なので、なに、塗りゃあわかんねぇよ、塗りゃあ!(結局ソレ…)
 
というわけで、次回、「ディスプレイケースの扉と本体枠を塗る」に続きまする。
 
◆今回のBGM(バックグラウンドムービー):SUPER NATURAL シーズン7~8

「悪魔祓い兄弟」シリーズ、amazonプライムで無料配信なので、つけっ放しで愛聴中。
スーパーナチュラル、シーズン9までプライム無料対象。
この兄弟のおかげで、たびたび画面に釘づけになりモールディングの溝がさらにヨロヨロになった

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サミュエルは前髪あった頃がベストだと思いませんかー!?

 

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その6

第6回、「ケース扉のモールディング・コンペティション」の巻。

ケース扉の製作 ~モールディング装飾を考える~

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私は「桐材に塗装+ワックス」した木肌の質感が好きなので、扉のフレームは装飾なし・全面フラットで木肌の美しさ強調したいと考えていました。

しかし、やっているうちに、
「曲線と段差の装飾(モールディング)をやってみたい、できれば金色モチーフも盛り込みたい」思いが強まり、この際チャレンジしてみることにしましたよ。
どこに売ってるの!? モールディング!
昔、まだ恐竜がその辺を歩いてる頃、タバサが読んだカントリー雑誌の広告に「モールディング」の宣伝がバンバン出ていたので、大型DIY店に行けば絶対あると思っておりましたの、モールディング。

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ところが今回、ケイヨーD2とユニディの大型店(タバサ村では村一番の大型店)をハシゴして、担当の店員に「モールディングどこですか?」と尋ねても、「ナニソレ?オイシイの?」という反応。
えぇぇぇぇ~…!?

わかったよ…いいよ、自分で作るよ…。(秘技「見様見真似」)
試作品で比較検討する(社内コンペ開催)
憧れの「曲線素材で作るモールディング」。

ちょっと前に「100均ミニチュア家具リメイク」で「つまようじ」を使ってちょっとやってみたけど(↓)、今回は実用品だしサイズもずっと大きい。

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失敗するとダメージが大きいので、ズボラなタバサも真面目にテスト品を用意いたしましたの。(エライぞ!)
2個作ってもうメンドーになり、やめましたけれど。(全然エラくないぞ!)
(コンペっていわないだろ、それ)

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これらを比較して
  • 「曲線モールティング」に使う素材(竹ひご or 半丸棒)
  • 「段差(溝)のモールディング」の方法(彫刻刀 or ノコギリ)
  • 塗装する色(オーク or ダークブラウン)
以上3点を決めたいと思いますの。
 
因みに、モールディングの構造はなんとなく思いついたままにやってしまったので、本当にテキトー
いいんです、テキトーでどこまで行けるか、試してみましょう!

 

竹ひご vs 半丸棒

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↑ 左:竹ひご使用。 右:丸棒を使用。

「曲線モールティング」、最初に考えたのは「太い竹ひご(4ミリ)」。
(100均での最太サイズは、ダイソーよりセリアのほうが1ミリ太かった)

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しかし、塗料のノリが非常に悪く、塗装して乾燥後、ワックスを塗っただけで簡単にハゲてしまう。
多少はしょうがないけど、あまりにも定着しないので、断念。

対する「半丸棒」、ホームセンターにあった一番小さなサイズがコレ↓だった。

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本当は、もう少し小さい方が全体のバランスがよかったんだけど、しかたない。
直径10ミリ、90センチ1本=76円。

結果半丸棒の勝ち

ただし、無垢材ではなく合成材←どうも無垢材ぽいけど名称表記がないくらいにどうでもよい木材?らしく、こいつも塗料の染み込みがあまりよくない。

このため、他の材料よりも1日以上先に塗装して、ワックスまでの日数を他より長く置けば、色の差がでにくくなる…
といいなぁ!と思ったので、先塗り作戦でやってみます。
(このため、塗装の色もこの時点で決めなければならなくなった) 
彫刻刀 vs ノコギリ

モールディングのあの溝って、どうやって作ればいいんだろー?とずっと疑問だったけど、調べてしまうと残念なので、この機会に自分で試行錯誤してみたよ。


まずは、丸&角の彫刻刀でゴリゴリ掘って彫ってみた。↓
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↑ わかるかな? 画面左のほう。
 田舎の泥道をヨロヨロと自転車が通った跡のような…

こちらはノコギリ。↓

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ノコギリを水平に使って木をカットしてるときに、偶然キレイに溝がついたので、「おお!これは使える!」と一躍候補に躍り出ました。

ただ、短い木材は簡単に美しい溝が彫れますが、長くなるとノコギリの位置がズレやすく、難易度が上がります。

それでも自転車の轍(わだち)よりはマシなので、
 
結果ノコギリの勝ち
 
でも、「溝のモールディング」の正統な作り方はいまだに不明だけどね…。
こうなったら、一生調べないで考え続けたいと思います。
(無駄なところにエネルギー) 
オーク vs ダークブラウン
 塗装はモチロンいつもの「アトム ハウスペイント 水性ステイン」。f:id:Tranquilo:20170629230037j:plain

優勝候補のダークブラウンさん。

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普段あまり使わない、オークも使ってみた。

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 困ったことに、オークのほうが美しく見えませんか…?

これには本当に困ったし、悩んだ。
 
金色(100均の真鍮シールをテスト使用)との相性も、もしかしてオークのほうがいいかもしれない…。
しかし……。

結局、
「オーク=アメリカ東海岸アイビーリーグ
「ダークブラウン=ケンブリッジ、オックスフォード、ホグワーツ
という、タバサ内の(偏った)イメージに従いダークブラウン」に決定。

今回の作業BGM

おススメ!【音楽療法】作業用BGM⓶ 二胡演奏 勉強,睡眠促進、座禅、瞑想、うつ、ランニング - YouTube

ここ数日の「蒸し蒸し天気」を過ごしやすくしてくれました。
鳥のさえずりと胡弓とアンビエントサウンドが延々続き、癒されます。

f:id:Tranquilo:20170629222905j:plain三顧の礼シーン。

コレを聞いていると、中国大河ドラマ「Three Kingdom~三国志~」の諸葛孔明臥龍庵のしっとりとした美しさが蘇ってきます。(音楽とドラマは無関係ですが)

あの孔明は、実にイケメンで涼やかな軍師殿でした。
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今のようなムシムシする時期にゼヒ会いたい、一服の清涼剤のような人です。

洋風も大好きだけれど、こういうのはアジアでなければ感じられない美だなぁとしみじみ。

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↑ 撮影当時、ヘビースモーカーだったらしい孔明さん。

衣装も小道具も役者も物語も本当によくできていて、面白かったなー、あのドラマ。

 

次回、「ケース扉をモールディングで装飾する」へ続きまする。