ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その6
第6回、「ケース扉のモールディング・コンペティション」の巻。
ケース扉の製作 ~モールディング装飾を考える~
私は「桐材に塗装+ワックス」した木肌の質感が好きなので、扉のフレームは装飾なし・全面フラットで木肌の美しさ強調したいと考えていました。
しかし、やっているうちに、
「曲線と段差の装飾(モールディング)をやってみたい、できれば金色モチーフも盛り込みたい」思いが強まり、この際チャレンジしてみることにしましたよ。
「曲線と段差の装飾(モールディング)をやってみたい、できれば金色モチーフも盛り込みたい」思いが強まり、この際チャレンジしてみることにしましたよ。
どこに売ってるの!? モールディング!
昔、まだ恐竜がその辺を歩いてる頃、タバサが読んだカントリー雑誌の広告に「モールディング」の宣伝がバンバン出ていたので、大型DIY店に行けば絶対あると思っておりましたの、モールディング。
ところが今回、ケイヨーD2とユニディの大型店(タバサ村では村一番の大型店)をハシゴして、担当の店員に「モールディングどこですか?」と尋ねても、「ナニソレ?オイシイの?」という反応。
えぇぇぇぇ~…!?
ところが今回、ケイヨーD2とユニディの大型店(タバサ村では村一番の大型店)をハシゴして、担当の店員に「モールディングどこですか?」と尋ねても、「ナニソレ?オイシイの?」という反応。
えぇぇぇぇ~…!?
わかったよ……いいよ、自分で作るよ…。(秘技「見様見真似」)
試作品で比較検討する(社内コンペ開催)
憧れの「曲線素材で作るモールディング」。
ちょっと前に「100均ミニチュア家具リメイク」で「つまようじ」を使ってちょっとやってみたけど(↓)、今回は実用品だしサイズもずっと大きい。
失敗するとダメージが大きいので、ズボラなタバサも真面目にテスト品を用意いたしましたの。(エライぞ!)
2個作ってもうメンドーになり、やめましたけれど。(全然エラくないぞ!)
(コンペっていわないだろ、それ)
これらを比較して
2個作ってもうメンドーになり、やめましたけれど。(全然エラくないぞ!)
(コンペっていわないだろ、それ)
これらを比較して
- 「曲線モールティング」に使う素材(竹ひご or 半丸棒)
- 「段差(溝)のモールディング」の方法(彫刻刀 or ノコギリ)
- 塗装する色(オーク or ダークブラウン)
以上3点を決めたいと思いますの。
竹ひご vs 半丸棒
しかし、塗料のノリが非常に悪く、塗装して乾燥後、ワックスを塗っただけで簡単にハゲてしまう。
多少はしょうがないけど、あまりにも定着しないので、断念。
多少はしょうがないけど、あまりにも定着しないので、断念。
対する「半丸棒」、ホームセンターにあった一番小さなサイズがコレ↓だった。
本当は、もう少し小さい方が全体のバランスがよかったんだけど、しかたない。
直径10ミリ、90センチ1本=76円。
結果:「半丸棒の勝ち」。
本当は、もう少し小さい方が全体のバランスがよかったんだけど、しかたない。
直径10ミリ、90センチ1本=76円。
結果:「半丸棒の勝ち」。
ただし、無垢材ではなく合成材←どうも無垢材ぽいけど名称表記がないくらいにどうでもよい木材?らしく、こいつも塗料の染み込みがあまりよくない。
このため、他の材料よりも1日以上先に塗装して、ワックスまでの日数を他より長く置けば、色の差がでにくくなる…
といいなぁ!と思ったので、先塗り作戦でやってみます。
(このため、塗装の色もこの時点で決めなければならなくなった)
といいなぁ!と思ったので、先塗り作戦でやってみます。
(このため、塗装の色もこの時点で決めなければならなくなった)
彫刻刀 vs ノコギリ
モールディングのあの溝って、どうやって作ればいいんだろー?とずっと疑問だったけど、調べてしまうと残念なので、この機会に自分で試行錯誤してみたよ。
まずは、丸&角の彫刻刀でゴリゴリ掘って彫ってみた。↓
↑ わかるかな? 画面左のほう。
田舎の泥道をヨロヨロと自転車が通った跡のような…。
こちらはノコギリ。↓
ノコギリを水平に使って木をカットしてるときに、偶然キレイに溝がついたので、「おお!これは使える!」と一躍候補に躍り出ました。
ノコギリを水平に使って木をカットしてるときに、偶然キレイに溝がついたので、「おお!これは使える!」と一躍候補に躍り出ました。
ただ、短い木材は簡単に美しい溝が彫れますが、長くなるとノコギリの位置がズレやすく、難易度が上がります。
それでも自転車の轍(わだち)よりはマシなので、
結果:「ノコギリの勝ち」。
でも、「溝のモールディング」の正統な作り方はいまだに不明だけどね…。
こうなったら、一生調べないで考え続けたいと思います。
(無駄なところにエネルギー)
こうなったら、一生調べないで考え続けたいと思います。
(無駄なところにエネルギー)
オーク vs ダークブラウン
塗装はモチロンいつもの「アトム ハウスペイント 水性ステイン」。
優勝候補のダークブラウンさん。
普段あまり使わない、オークも使ってみた。
普段あまり使わない、オークも使ってみた。
困ったことに、オークのほうが美しく見えませんか…?
これには本当に困ったし、悩んだ。
金色(100均の真鍮シールをテスト使用)との相性も、もしかしてオークのほうがいいかもしれない…。
しかし……。
しかし……。
◆今回の作業BGM
おススメ!【音楽療法】作業用BGM⓶ 二胡演奏 勉強,睡眠促進、座禅、瞑想、うつ、ランニング - YouTube
ここ数日の「蒸し蒸し天気」を過ごしやすくしてくれました。
鳥のさえずりと胡弓とアンビエントサウンドが延々続き、癒されます。
←三顧の礼シーン。
コレを聞いていると、中国大河ドラマ「Three Kingdom~三国志~」の諸葛孔明の臥龍庵のしっとりとした美しさが蘇ってきます。(音楽とドラマは無関係ですが)
あの孔明は、実にイケメンで涼やかな軍師殿でした。
今のようなムシムシする時期にゼヒ会いたい、一服の清涼剤のような人です。
洋風も大好きだけれど、こういうのはアジアでなければ感じられない美だなぁとしみじみ。
↑ 撮影当時、ヘビースモーカーだったらしい孔明さん。
衣装も小道具も役者も物語も本当によくできていて、面白かったなー、あのドラマ。
次回、「ケース扉をモールディングで装飾する」へ続きまする。