気を楽にしろ、粗忽屋

気を楽にしろ、粗忽屋

オタク趣味を楽しくインテリアにしたい工作初心者の、100均リメイク・ミニチュア・雑貨工作etc。ワンピース フィギュアのお洒落なディスプレイを探求すれど道は険し…

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その7

第7回、「ケース扉にモールディング装飾を作りつける」の巻。
 

モールディングを作りながら、諸葛孔明との「年の差婚」の可能性を検討したんですが、あの人 西暦181年の生まれだから、ざっと1803年くらいの年齢差?
いいなぁ~…孔明の奥さんかぁ…。
f:id:Tranquilo:20170701135513j:plain
現場でセリフのおさらいをする天才軍師。

 

ケース扉にモールディング装飾を作りつける

材料を切る
前回記事の「モールディング・コンペ」(出点数2個)の優勝者、「半丸棒」と「100均木材」で作りますよ。

f:id:Tranquilo:20170629214631j:plainf:id:Tranquilo:20170628215925j:plain

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その6 - 気を楽にしろ、粗忽屋


最初に作った「扉のフレーム(下画像)」の上に乗せて寸法を合わせ、材料を切ります。

f:id:Tranquilo:20170628221309j:plain

半丸棒がフレーム上の外周、「ミゾつき板」は内周になるので、長さに注意して…
…切りはじめたら……アレッ!?

またまたまた!「ヒューストン、問題発生!

端っこの処理、どーしたらいいの!?
今度こそ、「額ぶちづくり」から逃れられない
扉の基礎フレームのときは、
「二重構造の両面を張り合わる」作戦で「額縁づくり」から逃れましたが、今回は木材同士を重ね合わせることが絶対に不可能!

f:id:Tranquilo:20170701140350j:plain

避けまくってきた「額縁づくり」…。
どーしてもやらねばならない運命だったのか…。
(とにかく「バイアス処理」が怖いんです…!)

つまようじで100均ミニチュア家具を装飾したときは、何も考えずに正方形に置いただけでOKだったのにぃー!

f:id:Tranquilo:20170612224324j:plain

孔明の罠、恐るべし…(違います)。

あれは小さかったから、気にならなかっただけだったんだね…。
直径1センチの半丸棒で同じやり方をしたら、ものすごく目立ってカッコ悪いもんね…。
ううう、額縁づくりなんて、ちゃんとできないよう・・・。 
額縁の前に、半丸棒を寸法どおり切り、塗装しておく
「モールディング・コンペ」(←これで押し切るらしい)で露呈した通り、今回の「半丸棒」は材木の質が大変よくないので、塗料がとても定着しづらい。
f:id:Tranquilo:20170701141050j:plain
オイルステインならもっと染み込みそうですが、あまり染み込まれすぎても困るタバサは、水性ステイン愛用者。

他の木材よりも乾燥時間を長くとれば定着が進み、他との色の差が抑えられるのではと期待して、最初にこの半丸棒だけ、塗装しておきます。

f:id:Tranquilo:20170629230037j:plain

色は、これまたコンペの優勝者、「ダークブラウンさん」です。

 

額縁づくりをやる前に、「モールディング加工」をしておく

どーしても回避できないならチャレンジするわよ、「額縁づくり」。

その前に、木材にモールディングの「溝彫り加工」をしちゃいましょう。
溝の加工方法
まず予定通り、「扉の基礎フレーム上の内周」に木材を合わせて普通にカット。
端から2ミリくらい(←相変わらずテキトー)のところにノコギリの歯をあて、水平にギコギコして溝をつける。
最悪な仕上がりになったよ!
映画観ながらやったり、人と話しながらやったり、「ながら」作業のせいもあるけど、生来の不器用さが炸裂しました。

f:id:Tranquilo:20170701141357j:plain

ノコギリやりすぎて貫通しかけたり(画像右上)。

f:id:Tranquilo:20170701141415j:plain

泥道を行く自転車の轍(わだち)のような、ヨロヨロぶり。(まっすぐ溝がつけられない)

f:id:Tranquilo:20170701141429j:plain

これじゃ前回のモールディング・コンペ(←)で競った「彫刻刀」の仕上がりと変わらないじゃんかー!

f:id:Tranquilo:20170701141407j:plain

サンドペーパーで溝の形を整えてみましたが、「へんなとこで割った割りばし」みたいな仕上がりになっちゃった・・・。

前回記事の試作品とずいぶん違う様相になってるけど、大丈夫か!?

泣く泣くモールディングの「額縁づくり」をやる

「額縁づくり」の手順と、半丸棒との闘い
  1. 扉の基礎フレームの四隅に、内角と外角を結ぶ線をひく(ガイドライン)。
  2. モールディングの素材の両端を、その線にそってカットする。
  3. ボンドで基礎フレームに貼り付ける
っていう、手順はタバサでも考えつくんだよ!
でも、根性と技術力がないのよー!

と、泣いてばかりいると孔明に笑われるので(←)、涙を拭いて、おしやるぞー。

まず、外側の半丸棒をナナメにカット。

f:id:Tranquilo:20170701142242j:plain

扉の基礎フレームにエンピツでひいたガイドラインに合わせ、棒に印をつけ、ナナメに切ります。
棒が曲線なので、印をつけるのが通常の倍メンドーでやりにくかった…)

角は4つ、4本の木材の両端なので、計8カ所…!(ゼェゼェ)

f:id:Tranquilo:20170701142316j:plain

完了したら、木工ボンドでべったり、フレーム上の「外周側」に貼り付けます。
やっぱりズレた! 隙間があいちゃった!

f:id:Tranquilo:20170701142633j:plain

精密作業の苦手なタバサがテキトーにやればこーなるだろうなと思いましたが、案の定、せーだいに隙間が空きました。 ↓

f:id:Tranquilo:20170701142740j:plain


(でもね、ピッタリ合ってるところもあるんだよ!!)↓

f:id:Tranquilo:20170701142716j:plain

 

しかし、ごまかすアイデアにかけては磯野カツオに負けないタバサ。

すき間が空いたところは、手持ちの「100均の石粉粘土」をパテのかわりに詰め込んで、表面を左右と合わせてならしました。
(使いかけの石粉粘土が机の引き出しに入ってた)

f:id:Tranquilo:20170701142800j:plain

f:id:Tranquilo:20170701142813j:plain

めっちゃ目立ってるけど、このモールディングは塗装するし、石粉粘土は塗料を吸収しやすいはずなので、まぁなんとかなるでしょ。
「溝をつけた木材」を額縁づくりにする
半丸棒と同様、「ノコギリで溝をつけた100均木材」を、寸法にあわせてナナメに切ります。

f:id:Tranquilo:20170701143525j:plain

 

↓ ↓ ↓ 接着前に、乗っけてみたところ。

f:id:Tranquilo:20170701142827j:plain

f:id:Tranquilo:20170701143501j:plain

↑ 乗せただけなので、ところどころ浮いてるけれど、うまくいきそうです。

問題なさそうなので、木工ボンドでべったり接着。

f:id:Tranquilo:20170701143822j:plain

 
ノコギリかけすぎて貫通した部分も、貼り付たらまったくわからなくなりました♪

f:id:Tranquilo:20170701143810j:plain

ノコギリで溝をつけるほかに、最初から別々の木材(太い棒・細い棒)で作る方法もあったなと思ったけれど、それじゃタメなのー。

理由:基礎フレームの部分をグラウンドフロアとするなら、溝の木材は2F、溝部分は1F、そして半丸棒が3Fという、4段階構想なので、別々の木材でやるなら、直径1ミリの正角材をはさまねばならず、でもその気が起きなかったのよね…。
(極力、100均木材で済ませたかったのもある)

f:id:Tranquilo:20170701143750j:plain

↑ タバサにしては、ピチッと合ってるほうです!

画像の左上の角のところ;
最初に作った「扉の基礎フレーム部分(一番下の細く見えてる層)」は、「額縁づくり」を回避したためにつなぎ目の線の向きが違って目立ちますが、面積が狭いし一番奥なので、なに、塗りゃあわかんねぇよ、塗りゃあ!(結局ソレ…)
 
というわけで、次回、「ディスプレイケースの扉と本体枠を塗る」に続きまする。
 
◆今回のBGM(バックグラウンドムービー):SUPER NATURAL シーズン7~8

「悪魔祓い兄弟」シリーズ、amazonプライムで無料配信なので、つけっ放しで愛聴中。
スーパーナチュラル、シーズン9までプライム無料対象。
この兄弟のおかげで、たびたび画面に釘づけになりモールディングの溝がさらにヨロヨロになった

f:id:Tranquilo:20170701144633j:plain

サミュエルは前髪あった頃がベストだと思いませんかー!?