ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その11
第11回、「ケースに奥板をとりつけたが、わずかな怠け心のせいで大変な回り道になった」の巻。
ディスプレイケースの製作も最終コーナーを曲がったところで、大失敗。
ほんの少し工程を省いたことがアダになり、双六でいえば「5マス戻る」羽目に。
奥板をつける
悩んだ末、白い方を奥板として取りつけて、シャーロックの部屋壁紙を勝手にイメージした木目調は「オプション装備」にしました。
気取った言い方しましたが、要はあのシートを「いつでもはめたり外したりする」だけです。
やりたくなかった「木の板」を採用
イラストボードで奥板を完成させていた(キラキラデコった白い壁)のに、ここにきて急きょ変更。
理由は、バランスの悪さが心配になったため。
このケースは、100均ダイソーの桐材(すのこ含む)でできています。
桐というのは加工がしやすく軽いので好んで使いましたが、奥板が軽量すぎると、本体枠に扉をとりつけたときの全体のバランスが、「前のめり」気味になる可能性に今さら気づいてしまいました。
実際に使う時は壁面に固定できるようにしますが、バランスを後ろ寄りに直したほうがいいのかな?と気になって仕方ないので、大変不本意ながら、ホームセンターで一番安い合板(ベニヤは反っていたので却下)278円を購入。
幅が足りないので継ぎ足して使うことに。
イラストボードの意味なかったじゃん…!
奥板のとりつけ手順
- キラキラデコレーションしたリメイクシートを貼った(けど意味のないアイテムになってしまった)イラストボードと、新たに用意した合板を、木工ボンドで貼り合わせる。
↓ 貼り合わせたところ。イラストボードもったいない…。 - 本体枠にボンドでつけ、1で作った奥板を張り付ける。
↓ ボンドを塗った本体枠。
それから釘で打つ。
これで完了のはずが、四度め?「ヒューストン、問題発生」。
「めんどくさい」もホドホドにしないと痛い目に合いますよ
メンドくさがり1:真っ白な奥板が悪目立ちしてるよ!
奥板に色を塗るのが面倒で、「どうせウラだから」と何もせずに取り付けたら、そこだけ白いのが超目立つ。
側板側から見えることを考えていなかった。
まるでココアビスケットに白いチョコのアルフォート状態。
メンドくさがり2:奥板のはみ出しっぷりがハンパない
実は、ボンドを付ける前に気づいていました。
確かに、奥板が3ミリ~5ミリほど側板からはみ出していた。
でも、このときに調整するのが面倒だったのと、サッサとトンカチで打ってしまいたいのとで、取り付けちゃったんだよね…。
(上の階の住人の騒音が酷いんだけど、自分が出す音も騒音になってないか気になっちゃって、早い時間にサッサと済ませたくて焦っていた)
3~5ミリ程度だし、後でなんとかなるとタカをくくってたら、なんとかするのが超タイヘンでした。
手間を惜しんだツケ
奥板のはみ出しぶん:3~5ミリって普通にノコギリで調整するのも難しい寸法。
そして打ち付けた後では、側板を傷つける危険がありノコギリは使えない。
仕方なく、鉄ヤスリかけたり、ナイフで削ったり。
マスキングテープで養生したけど、テープもボロボロ。
地道になんとか削って、ヤスリでフラットに整えて、ヤレヤレと養生してたマステを剥がしたら、ワックスと塗料が見事にハゲた。
ハイ、ヤスリかけて塗装からやり直しー。
ヤスリかけてー、水性ステインで塗装してー、またヤスリかけてー、ワックスかけてー、磨いてー。
同時に、「真っ白」で悪目立ちしていた奥板の断面部分をちゃんと水性ステインのダークブラウンで塗る。
↓ 水性ステインで奥板とハゲた側板を塗りなおしたところ(下側の板)
というわけで、剥げてボロボロになった側板をやり直して、なんとか元通りにしましたが、足掛け3日もかかったわー。
こんなアホはタバサくらいでしょうが、「面倒くさい」もほどほどにしないと、ほんと倍以上の手間がかかりま……ハッ!…これももしや孔明の罠…?(違います)
◆今回のBGM:kingdom hearts/キングダムハーツ オリジナルサウンドトラック
ドナルドダックが魔法使いとして支えてくれて、落ち込んでると下から覗き込んで励ましてくれる名作ゲーム。(嘘は言ってない)。
オープニングの「光」のオーケストラバージョンだけで感涙必至。
ゲームのシーンでは、ピーターパンと夜空を飛びビッグベンの仕掛けを解くところ、
音楽と背景は、マレフィセントが君臨するホロウ・バスティオンに最も惹かれます。
次回、「ケースにプラ板をはめ、(できたら)扉をとりつける」へ続きまする。
やっと終わりがみえたー!