気を楽にしろ、粗忽屋

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オタク趣味を楽しくインテリアにしたい工作初心者の、100均リメイク・ミニチュア・雑貨工作etc。ワンピース フィギュアのお洒落なディスプレイを探求すれど道は険し…

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その3

第三回目、「すのこを加工する(側板・天板)」の巻。

「タテ方向に半分に切れば出来上がり!」のはずが・・・

行き当たりばったりなタバサですが、「底板・側板・棚板(水切りラック)・天板の幅は同じでなければいけない」ことくらいはわかります。

そこで、ステンレスの水切りラック(棚板)を定規がわりにあててみて、結果、
スノコは半分に切れば、棚板と同じ幅になる」ことがわかったので、大喜びでノコギリで半分に切りました(すのこも桐材で柔らかいため、ラクラク)。

ところが、ここでヒューストン、問題発生
確かに寸法としては間違っていないけれど、切った板の片方は、すのこの「横に渡してある棒」部分しかない!
(↓ 下図参照)

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えーん、どうしよー。
とっさに浮かんだゴマカシ案

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  • 「棒が飛び出した方を、奥板側に向けて誤魔化そうよ、姉さん」
    奥板と接着するときに、接着面が幅1センチの棒3本しかないってありえないでしょ!

  • 「とびだした棒部分は切り落として、奥行きは狭くしちゃえばいいよ、姉さん」
    棚板はステンレスだから、加工できないよー!
    オープンラックなら棚板が多少飛び出してもいいけど、扉をつけるから側板より飛び出すのはNG!
どーすんだよ!
どうしようもないので、すのこの幅を組み替える…

ヒューストン(カツオ)も解決策を提示できなかったため、やむをえないが…。

これだけはしたくなかった・・・。
(うう、めんどうくさいよう…)

スノコの裏にわたしてある細い棒をはがして、一度バラバラにし、棚板と同じ幅になるように板と板の間隔を少し広げて、再度接着するしかない…。

すのこの解体と再接着の方法

解体作業
  1. 「裏の細い棒」に平彫刻刀やマイナスドライバーを少しずつさしこみ、テコの原理で剥がしていきます。

  2. ある程度ゆるむと、板を垂直にひっぱることですぽん!ととれてくれたりもしますが、なかなか剥がれないのはしつこくマイナスドライバーで剥がさねばならず、板がボロボロに…。
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    柔らかい桐材の利点が、裏目に出た瞬間です…。
    上の画像は、ヤスリをかけてダメージを最大限ごまかした状態。

  3. すのこの横棒は、接着剤と金属の細い針(ホッチキスの直線版)で接着されているので、出て来た針は必ず取り除きます
    ペンチでつまんで垂直にひっぱると、簡単に抜けます。
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    ※ 針は再利用しようとがんばるよりも、潔く捨て、接着後にこびょうでも打ち込むほうがラクです。(←無駄にがんばった人の証言
すのこ再接着のポイント
  • キレイに剥がせなかった場合、ささくれが危ないので、目の粗いサンドペーパー(荒い方がササクレは一気に片付く)でなめらかにしておきます。
    (再接着する場合もしない場合も!)
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    木が柔らかいので、これも簡単にならせ(均せ)ます。

  • 基準となる幅のもの(底板や棚板)をあてて、同じ幅になるようにスノコを再接着する。
    木工用ボンド使用。

  • 側板にする「すのこ」は、棚受けになる横棒が同じ位置になるよう気をつける。
    棚板をわたしたとき、左右で高さが違ってしまいます。

  • はがした木の棒(横棒)の接着面がボロボロになったときは、ひっくり返して再接着するか、別の木材を使用する。

    接着面がガタガタだと、横棒と板の間にすき間ができて接着が弱くなる心配があるので。
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    ↑ 剥がしたサイドは痛々しい見た目だけど、ひっくりかえして使った接着面側はフラットでキレイ。
    この程度の損傷なら、棚板はのせられるので再利用した。

    タバサは剥がしたうち、2本がバキバキに割れたり、派手にデコボコになったりしたので、別の木材と交換しました。
    (「何に使うかわからないけどとりあえず買っておいた棒」がここで大活躍)

  • 天板の横棒を一本撤去する
    ここまで来たらついでなので、天板にする「すのこ」のカスタマイズ。

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    ↑ なるべく光を入れたいので、3本あった横棒を一本撤去して、残り2本を両端ギリギリにつけなおした。(ケガの功名?)
つけなおした横棒を、釘などで補強する

木工ボンドだけでもいける気もしますが、元々の造りで「ホッチキス針」が入っていたので、念のため金属を打ち込みます。

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普通の釘では長すぎるので、手持ちの「小びょう」と「装飾用釘」を使いました。
外側と内側から一本ずつ打ち込み。
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わかりにくい~ごめんなさい~。
外側からは「金色釘」を、内側から打ち込むほうには「こびょう」を使用。

やれやれ、想定外なぶん余計に負担感が…。
まー、なんとかなったから…。
光を取り込むスペースも広くなったし…。

気を取り直しましょ。

今回の作業BGM(バックグラウンドムービー)SUPER NATURAL シーズン5&6

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大昔にシーズン4で中断してた。
amazonプライムで無料なのでかけっ放しにして作業したけど、やっぱりウィンチェスター兄弟はアホでかわいい。

次回は、これらのスノコを組みたてまする。つづく。

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