気を楽にしろ、粗忽屋

気を楽にしろ、粗忽屋

オタク趣味を楽しくインテリアにしたい工作初心者の、100均リメイク・ミニチュア・雑貨工作etc。ワンピース フィギュアのお洒落なディスプレイを探求すれど道は険し…

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その8

第8回め、「ケース扉と本体枠を、ペイント&ワックス塗りをする」の巻。

棚板を金色に塗装する

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100均ダイソーの「水切りラック」です。

このディスプレイケースは、「ガラス瓶をのせられる頑丈で、光を通す棚」の条件に見事適合した、この素材に合わせたサイズ、作り方になりました。(ステンレスの加工ができないから)

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ケースの作成コンセプトに、「木と金色の素材の組み合わせ」があるので、こいつを金色にペイント。

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金色の水性アクリル塗料、「Dazzling Metallics」の「Glorious Gold」。
トールペイントの塗料売り場で捕獲しましたが、アチコチ使えて便利。

黒のアクリル絵の具で塗ってから、金色を重ねると、アンティークっぽくなるかなー?とやってみたけど、手間の割にあんまり目立たないなー。↓

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↓ 二つ目は、金色だけ塗りました。

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「スプレータイプ」があるとラクですが、好きな洋ドラマや映画を観ながら筆でペタペタ塗ってると、「オイラ幸せだなー」という実感がしみじみ感じられるので、筆塗り大好きです。

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↑ 手前:黒+金色、奥:金色のみ。

実験的に「紙工作用の透明ニス」を塗ってみたけど、手触りがザラザラ→ツルツルになっただけでたいして変わらない。
頻繁に物を出し入れするケースじゃないし、ニスは要らないかな。

ケース扉と本体枠を、ペイント&ワックス塗りをする

塗装する前に、蝶番とりつけ準備をしておく
扉と本体枠に「蝶番取り付け用」のミゾと、ネジ穴を掘っておきます。
後でも構わない工程だけれど、塗装後だと失敗したときに跡が目立つので。

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  1. 扉と本体の接続部分に、100均(セリアかダイソーのどっちか)で買った「丁番」をあてがって金具の大きさに印をつけ、平彫刻刀でうすく削る
  2. 再び丁番を合わせてネジ穴の印をつけ、キリドライバーでぶすっと穴をあけておく。
以上。
水性ステインで塗装する
地道なヤスリかけ作業はこの日のため!
ペイントって一種のカタルシスが得られますよね~。
今回も、アサヒペイントの水性ステイン「ダークブラウン」さん。

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実はこういう扉にはペンキとかでベッタリ塗るほうが、モールディングが映えると思う。
「白」とかでベタ塗りしてみたい欲求にかられますが、今回のケースの木肌はケンブリッジというかイートンというかそんなイメージ妄想を抱いているので、ガマンして木肌がみえる仕様にします。

↓ 中央の4つの白い部分は、蝶番のための場所。

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「ダークブラウン」なのにこの黒さ、カラス貝よりも真っ黒なスイミー並みの「真っ黒」っぷり。
画像のせいではなく、実物も「真っ黒」になり、タバサもちょっと驚きました。

ヤスリかけが良すぎたのか?塗りすぎたのか?想定外に吸収が良かったのか?

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モールディングの「額縁づくり」のとき、盛大にすき間が空いて、粘土でパテした箇所も、どこだかわからないくらいにわからなくなりました。
やったー!

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いわゆる「男前インテリア」風にするなら、このまま手を加えずにワックスでフィニッシュしてもよいかも。
ワックスの前にヤスリかけする
ここで余分な塗料を取り除き、「アンティーク感」「使用感」「雰囲気出し」のためのヤスリかけ。

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たいしたことないだろうとほぼ養生しないでやってたら、案外周囲が汚れることがわかった…。

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汚したカーペットは、このあと掃除機でキレイになりました(ホッ)。
 あまり色を剥がしたくない時や「男前インテリア」っぽい黒いままが好みであれば、このヤスリの工程は省きます。
ワックスを塗る
使用したワックス:「木工用みつろうクリーム」
ブライワックスの仕上がりにやっぱりちょっと抵抗があるので、純度の高い天然系に回帰しました。

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「菜種油、亜麻仁油、蜜蝋、椿油、ヒバ油」でできてます。
ヒバかな? かすかにいい匂いがします。

40gと200gがあって、タバサは200gをamazonで買ったよ。

Amazon.co.jp: 尾山製材株式会社 木工用みつろうクリーム200g: DIY・工具

(アフィしてないので、リンク踏んでも関係ないですよ)

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 適量を染み込まないところに取り出して、ビニール手袋した指にとってヌリヌリ。

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溝や、細かい角っこはベビー綿棒で。

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ワックス塗布後、磨く

30分くらい置いて、ボロ布でゴシゴシ。

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これも洋ドラマをみながらやってたら、あっという間に終わっていた。

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ブライワックスほどピッカピカー!にはならないけれど、自然な光沢としっとり感が出る。
何より、臭くならない。

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仕上げのヤスリかけをする

 本来は、ワックスの後、布で磨いたところで終了ですが…。

ワックス磨きをしても、思ったようにならなかった部分を、紙ヤスリで微調整しました。
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出てほしい効果にあわせて、ヤスリは使い分けます。
ほんのり少しずつ明るくするなら目の細かいもの、最初から明るくしたいポイントなら目の粗いヤスリで。
※ 粗いヤスリはワックスした木肌をモロに傷つけるので、ヘリとかフチとかピンポイントで使いました。


↑ ↓ 金色にペイントした棚(元・水切りラック)を乗せてみた本体枠。

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 タバサは思いついたときに工作材料を無頓着に備蓄してしまうので、紙ヤスリはたっぷり持ってたんだけど、次々塗料で真っ黒になるので、トータル結構消費しちゃった…。

↓ 最終的な扉のフレーム。

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↑ 自転車の轍だった「溝のモールディング」のヨレヨレ具合も、味わいと言えなくもない?
よくみると、モールディングの溝が角の接続部分でかみ合ってないんだけど、キッチリかみあってるところもあるんだよ!(タバサにとっては凄い快挙)
 

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↑ コーナーの接続で、溝がちゃんとかみあってるところ!

ちなみに上の画像は、ケース扉板に「金色」のお飾りをつけよーかなとちょっとやってみたところ。
 
次回、「ケース扉や奥板の候補に、キラキラお飾りをつける」へ続きまする。
 
◆今回のBGM(バックグラウンドムービー):SUPER NATURAL スーパーナチュラ シーズン9
amazonプライムの無料対象はこのシーズンまで。
ウィンチェスター兄弟もさることながら、シーズン5後半から登場の「死の騎士」がオススメ物件です。

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死神博士」や「白い巨塔の大河内教授」に惚れた人なら、きっと好きになる!

この人(「死」だけど)の英語の喋り方・発音が、浮世離れした「死」らしくて素敵ですよ。
このキャラで、ひっそり上品にファーストフードを愛好というギャップ萌えも担当。
今のところ、実はシリーズ中で一番常識的な人(「死」だけど)ではなかろうか。