気を楽にしろ、粗忽屋

気を楽にしろ、粗忽屋

オタク趣味を楽しくインテリアにしたい工作初心者の、100均リメイク・ミニチュア・雑貨工作etc。ワンピース フィギュアのお洒落なディスプレイを探求すれど道は険し…

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その5

扉の製作~基本の枠組みを作る~

100均ダイソーの工作材料、角棒910×3×24mm【二本組】で作ります。
枠の太さについて
極力、ガラス部分(プラ板で代用)の面積を広くしたかったので、「細い木材」で作るか悩みましたが、結果的にこの太さにして正解だったようです。
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ダイソーには、この24mm幅のちょうど半分12mm幅で、厚さがもう少し厚い「角棒」もあるので、そちらのほうが透明部分が増えるじゃん…と迷ったのですが、「最後にプラ板を裏から貼る」とき、フレームとプラ板の接着部分が少なすぎることが心配になり、広めの24mm幅に決定。
寸法どおりにカットして、貼り合わせ…。!? また想定外の事態!
前回で組み立てた本体部分の大きさに合わせて、3ミリの薄っぺらな柔らかい板を切る。
そして接着するだ…け…。……?
…アレッ!?

またもや、「ヒューストン、問題発生!

「厚さ3ミリ」の板の切り口同士を突き合わせて接着させても、すぐとれちゃうよ!

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これってまさか…
ナナメにカットして、角っこで貼り合わせなくちゃいけないとか…!?
い、いわゆる「額縁式」…?
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いやだーーッ

額縁式はゼッタイやりたくないよ~っ!!

 

だって
「8カ所をナナメにカットして、ピッタリ貼り合わせる」とか、タバサにできるわけないじゃん…。

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どうしよう…。
重ね貼りすることで、なんとか「額縁づくり」を回避する
カットした100均木材を青ざめつつ眺めていたら、単純なことに気がついた。

なんだ、表と裏で貼り合わせればいいんだ。

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予定では、3ミリ厚の板を一枚だけ使うつもりだったけど、二枚貼り合わせることにして、表面と裏面で組み方の長短を変えれば互い違いになるから、むしろ強度も増してちょうどよくなる!

この貼り合わせる3ミリ板の間に、プラ板をはさめば完璧になるんだけど、ここでプラ板を挟むとその後の扉の加工のあいだ養生したり、作業がやりにくくなったりするので、迷ったけどやっぱりプラ板は最後に貼ることにしました。

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↑ これを木工ボンドで、裏表ベッタリ貼り合わせます。

 

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↑ あと一枚、手前(画像下側)にはめ込んで接着すれば完成するところ。

これで期せずして、扉の基礎フレーム3ミリ厚の予定が6ミリ厚になり、強度が二倍に。 

今回の作業BGM:Klazz Brothers & Cuba Percussion / Classic Meets Cuba 1&2

 

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キューバ音楽とクラシック音楽の融合。
とにかく心地よくかっこよく、作業BGMでもヘビロテ。
トム・クルーズジェイミー・フォックスの映画「コラテラル」挿入の「AirG線上のアリアからハマりました。

 


LAの美しい夜景も、見どころのひとつ。(音楽は0:29~)

次回、「ディスプレイケース扉のモールディング方法を検討する」につづきまする。

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その4

第4回め、「左右と天板、底板を組み立てる」の巻。

組み立てる前に、「バラバラ状態の方がやりやすいこと」を済ませておく

パーツにヤスリ掛けをする
塗装は組み立ててからですが、その下地準備のヤスリ掛けは今やっちゃいます。

塗装だけならバラバラの方が塗りやすいけれど、タバサは組んでから塗る派です。
「色塗り→ヤスリ→ワックス」を一気にやってしまいたいのと、「塗った色の微調整」は組みあがってないとやりにくいからです。
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それぞれの表、裏、側面、すべてをやるので面積は広いけれど、木材が柔らかいので簡単作業。

木肌にあわせ、荒れ気味なら100番から、そうでもないなら180番や240番でスタートし、360番くらいで十分スベスベに。
1000番で仕上げると、もはや木ではなくアラバスタ石かなにかのような超絶スベスベになりますが、ここまでやるとタバサ的にはやりすぎ(触り心地は気持ちいいけど)。

やりすぎると塗料が思ったように染み込まない気がしますし、塗装後・ワックス後もそれぞれヤスリで調整をかけるので、ここで削りすぎるのは望ましくない。
(桐は柔らかいのでつい削りすぎる)。

あと、ゲホゲホ咳しながらやってたけど、マスクすればよかったっス…

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↑このへんとか、うまく剥がせなかった横棒の跡が目立ちますが、なぁに、塗りゃわかんねぇよ、塗りゃあ!(またそれかよ)
プラ板(ガラスの代用)のサイズ合わせをしておく
プラ板は一番最後に貼りますが、寸法どりはバラバラ状態のほうが圧倒的にやりやすいので、今のうちにやっておく。

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  •  今回使用した「サンデーPET」には、表と裏にビニールの保護膜がくっついているので、板の表面に油性ペンでガンガン書き込みました。
    もし、保護膜がついていないプラ板を使う場合は、ラップかマステを貼って書き込むと便利かも。

  • しまった、左右の横棒の位置がズレてた…
    スノコを分解して再構築したときのズレが発覚。

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    キッチリ工作ができる人なら、「左右のプラ板のサイズは同じ」ハズなので、側板部分の計測は1度で済みますが、タバサにかかると「左右の横棒の位置は同じ」にしたつもりがミリ単位でズレていたので、左右の各ブロック全部を測ってプラ板をカットする羽目に。

  • ちなみに、「天板の手前と奥」「側板の左右」は、板に特徴があったので識別が容易でした。
    わからなくなりそうな場合は、組むまで印をつけておくことをお勧めします。

  • いけね、天板の両端の小さなブロックの採寸まちがえた…

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    天板(二つ上の画像の左端)は側板に乗せるので、側板ぶんの幅は引いておくべきだった…。
    ・・・まぁいいや、後でハサミでチョキンと切って調整しよう…。

釘と木工ボンドで枠組みにする

16mmの「こびょう」を用意

スノコの再構築のときに使ったコビョウは13mm。
今度はもう少し深く打ちたいので16mm。

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本当はもっと長い釘でしっかり留めたい気もしますが、すのこ板の厚みがそんなにないので、長い釘で射角がズレて途中で突き破ってコンニチワ!になるのは避けたいがために、ほどほどの長さです。

吊り下げたり持ち運んだりしないので、まあ大丈夫でしょう。

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そして、最も目立つ「天板の打ち込み」は、すのこ組みなおしにも登場した「装飾用の金色釘」にお願いします。
組みかたについて

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  • 底板
    縦にかかる力の方向に対抗するよう、底板は横から固定します。

  • 天板
    完成後、ディスプレイケースの上に物を置く可能性が大なので、上からのベクトルに耐えやすくするよう、「側板に乗っける」ように組みます。

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できたところ。


今回の作業BGMGODIEGO GREAT BEST Vol.1 Japanese version
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amazonプライムのプレイリストに銀河鉄道999が入ってて、そこから誘導された。

いいなあ!ゴダイゴ!耳に優しい!
「ハピネス」いいなあ…。

あっ、amazonプライムの宣伝みたいになってるけど、回し者じゃないから!
アフィリエイトもないから!
画像クリックしても大丈夫ですよー!(←“返事がない、ただの画像のようだ”)
 
次回、「コレクションケースの扉を作る」へ続きまする。

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その3

第三回目、「すのこを加工する(側板・天板)」の巻。

「タテ方向に半分に切れば出来上がり!」のはずが・・・

行き当たりばったりなタバサですが、「底板・側板・棚板(水切りラック)・天板の幅は同じでなければいけない」ことくらいはわかります。

そこで、ステンレスの水切りラック(棚板)を定規がわりにあててみて、結果、
スノコは半分に切れば、棚板と同じ幅になる」ことがわかったので、大喜びでノコギリで半分に切りました(すのこも桐材で柔らかいため、ラクラク)。

ところが、ここでヒューストン、問題発生
確かに寸法としては間違っていないけれど、切った板の片方は、すのこの「横に渡してある棒」部分しかない!
(↓ 下図参照)

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えーん、どうしよー。
とっさに浮かんだゴマカシ案

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  • 「棒が飛び出した方を、奥板側に向けて誤魔化そうよ、姉さん」
    奥板と接着するときに、接着面が幅1センチの棒3本しかないってありえないでしょ!

  • 「とびだした棒部分は切り落として、奥行きは狭くしちゃえばいいよ、姉さん」
    棚板はステンレスだから、加工できないよー!
    オープンラックなら棚板が多少飛び出してもいいけど、扉をつけるから側板より飛び出すのはNG!
どーすんだよ!
どうしようもないので、すのこの幅を組み替える…

ヒューストン(カツオ)も解決策を提示できなかったため、やむをえないが…。

これだけはしたくなかった・・・。
(うう、めんどうくさいよう…)

スノコの裏にわたしてある細い棒をはがして、一度バラバラにし、棚板と同じ幅になるように板と板の間隔を少し広げて、再度接着するしかない…。

すのこの解体と再接着の方法

解体作業
  1. 「裏の細い棒」に平彫刻刀やマイナスドライバーを少しずつさしこみ、テコの原理で剥がしていきます。

  2. ある程度ゆるむと、板を垂直にひっぱることですぽん!ととれてくれたりもしますが、なかなか剥がれないのはしつこくマイナスドライバーで剥がさねばならず、板がボロボロに…。
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    柔らかい桐材の利点が、裏目に出た瞬間です…。
    上の画像は、ヤスリをかけてダメージを最大限ごまかした状態。

  3. すのこの横棒は、接着剤と金属の細い針(ホッチキスの直線版)で接着されているので、出て来た針は必ず取り除きます
    ペンチでつまんで垂直にひっぱると、簡単に抜けます。
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    ※ 針は再利用しようとがんばるよりも、潔く捨て、接着後にこびょうでも打ち込むほうがラクです。(←無駄にがんばった人の証言
すのこ再接着のポイント
  • キレイに剥がせなかった場合、ささくれが危ないので、目の粗いサンドペーパー(荒い方がササクレは一気に片付く)でなめらかにしておきます。
    (再接着する場合もしない場合も!)
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    木が柔らかいので、これも簡単にならせ(均せ)ます。

  • 基準となる幅のもの(底板や棚板)をあてて、同じ幅になるようにスノコを再接着する。
    木工用ボンド使用。

  • 側板にする「すのこ」は、棚受けになる横棒が同じ位置になるよう気をつける。
    棚板をわたしたとき、左右で高さが違ってしまいます。

  • はがした木の棒(横棒)の接着面がボロボロになったときは、ひっくり返して再接着するか、別の木材を使用する。

    接着面がガタガタだと、横棒と板の間にすき間ができて接着が弱くなる心配があるので。
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    ↑ 剥がしたサイドは痛々しい見た目だけど、ひっくりかえして使った接着面側はフラットでキレイ。
    この程度の損傷なら、棚板はのせられるので再利用した。

    タバサは剥がしたうち、2本がバキバキに割れたり、派手にデコボコになったりしたので、別の木材と交換しました。
    (「何に使うかわからないけどとりあえず買っておいた棒」がここで大活躍)

  • 天板の横棒を一本撤去する
    ここまで来たらついでなので、天板にする「すのこ」のカスタマイズ。

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    ↑ なるべく光を入れたいので、3本あった横棒を一本撤去して、残り2本を両端ギリギリにつけなおした。(ケガの功名?)
つけなおした横棒を、釘などで補強する

木工ボンドだけでもいける気もしますが、元々の造りで「ホッチキス針」が入っていたので、念のため金属を打ち込みます。

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普通の釘では長すぎるので、手持ちの「小びょう」と「装飾用釘」を使いました。
外側と内側から一本ずつ打ち込み。
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わかりにくい~ごめんなさい~。
外側からは「金色釘」を、内側から打ち込むほうには「こびょう」を使用。

やれやれ、想定外なぶん余計に負担感が…。
まー、なんとかなったから…。
光を取り込むスペースも広くなったし…。

気を取り直しましょ。

今回の作業BGM(バックグラウンドムービー)SUPER NATURAL シーズン5&6

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大昔にシーズン4で中断してた。
amazonプライムで無料なのでかけっ放しにして作業したけど、やっぱりウィンチェスター兄弟はアホでかわいい。

次回は、これらのスノコを組みたてまする。つづく。

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ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する その2

第二回目。

ケースの中に、「しっかり頑丈で、光を通す棚」を「簡単に」作りたいので、100均で作るコレクションケースの鉄板・「フォトフレーム」が使えないこと、今回の自作ケースの条件などが、前回までのお話。

メイン部分のおもな材料

今回のケースの「肝」はガラス瓶の重量に耐えられる「頑丈な棚」なので、まず棚の材料を、ダイソーをウロウロして探しました。
(うちからはダイソーのほうが、セリアよりちょびっと近いからというだけの理由)

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100均ダイソーの「水切りスタンド」
棚板にします。ステンレス製。
これなら「頑丈」だし、「光も通す」ので、条件にピッタリ!
「寸法加工が絶対できない」素材なので、この棚板のサイズを基準に他を決めていくことになりました。

タバサの中学の同級生で家業が製鉄所の子がいましたが、もうほんとにね、おうちが製鉄所とかガラス工房の人って実に羨ましい…(タバサ内“貴族”)。
100均ダイソーのすのこ (45×20)
本体部分の側板・天板にします。
フォトフレームのかわりに、100均素材で作る棚の帝王・「すのこ」を使うことに。

板の幅が太くなると、そのぶん光が入らなくなると思い、一番小さなサイズで。

すのこで作る棚は何気で頑丈らしいので、すのこの「横に渡してある木の棒(横棒)」を、そのまま棚受けに使うつもりでした。
……つもりでした…!
100均ダイソーの木材

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  1. 角棒910×3×24mm(二本組)
    画像の上のほうのやつ。3ミリなのでうすっぺら。扉のフレーム用。
  2. 角棒910×5×12mm
    画像の下のほうのやつ。
    「よくわからんけど、使うことがあるかもしれない」ので買いました(タバサ工作あるある)が、結果的に買っておいてよかった…。
  3. 板材400×6×120mm(一つ上の画像、“ステンレス水切り”の左のやつ)
    底板にします。
こうしたダイソー木材のありがたいところは、「桐」という点です。
加工しやすく、施した加工(ヤスリかけや塗装)によく反応してくれるので、大好きな素材です。

柔らかすぎるのは短所にもなりますが、まぁ長所と短所はコインの表裏ということで。
透明な板

扉の全面、そして側板と天板の「すのこのすき間」空間を、これでカバーします。
(瓶やフィギュアのホコリをいちいち掃除する手間をはぶきたい)

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プラ板でもアクリル板でもOK。
100均の巨大なフォトフレーム(A3とか)のプラ板のサイズで足りるならば、それでもOK。

タバサの手元には以前にホームセンターで買った透明な板(プラ板?アクリル板?)があったので、それを流用しました。

◆「アクリサンデーPET」
商品説明書には「ペットボトルと親戚の樹脂です」とあります。

ハサミで加工しやすい「0.5~1.0」ミリ厚と、専用カッターが必要になる「1.5~3.0」ミリ厚の2カテゴリー。
もちろんタバサは、最も加工しやすい「0.5ミリ厚」!
 
パタパタあおぐように動かすと、ペコンペコン容易にたわむ柔らかさなので、サイズがあれば100均のプラ板で十分よいと思います。
奥板にする素材(未決)
これがねぇ…。
厚紙でいいかな~と…思うのですよ…。
むかーし買ったきり放置してしまい、変色したイラストボード(超固い)でいいかな…って…。

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いや、安定性とか考えたら、ベニヤ板でもいいから板を使うほうがいいとは思うのです!
しかし、いかんせんアレなんですよ…、
……切る作業がメンドクサイ…タイヘン…。(←ほんと工作むいてないよ、この人)
 
とか言って、作ってるうちにテンション変わってきたら、板を買って切るかもしれませんが、今はちょっとまだ未定です。
 
次も長くなりそうなので、いったんここで箸を置き、次回「すのこの加工」へつづく。
 

ガラス瓶やフィギュアを飾るディスプレイケースを、極力、100均素材で自作する

ガラス瓶が増えてきて、倒したり落としたり、蹴とばして大騒音になったり、そろそろ整理しなければならないので、ガラス瓶、そしてフィギュアも飾れるケースを作ろうと思います。

https://www.instagram.com/p/BUDmVWMBWMY/

蚤の市戦利品

100均素材で作るディスプレイケースというと、「100均セリアのフォトフレームを使ったディスプレイケース」が鉄板かと思われますが、残念ながら今回作成するディスプレイケースは、使いたくても100均のフォトフレームが使えません

替わりに、他の100均素材を使いたいと思います。

鉄板の「100均フォトフレーム」が使えない理由

大きな理由は二つあり、以下のとおり。
理由その1:「とっても頑丈な棚」が必要だから。

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ガラス瓶を収納するので、相当な重量に耐えられる棚が必要ですが、「フォトフレームで作るケース」内に、そんな「しっかり頑丈な棚」を作るのは面倒くさい…。(ズボラ真骨頂)

そこで、もっと簡単に強度が出せる、別の100均素材を使うことにしました。
 (ステイサムは100均にありません)
 

理由その2:奥行きは狭いが正面の面積が広いため、フォトフレームでは間に合わない

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フォトフレームを二つ用意し、一辺ずつ切り落として接着すれば大きなサイズも作成可能ですが、扉フレームの真ん中で接ぎ木はしたくなかった。

今回自作するケースの作成条件

頑丈な棚を、簡単に作ること

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ガラス瓶を収納するので、万が一にも棚が落ちたり、棚板が破損することのない造りが必須。
奥行きは狭くするが、高さと幅はある程度必要。

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ガラス瓶やフィギュアを飾るので、あまり奥行きがあっては困る。
しかし、瓶の数は結構あるので、奥行きがない分、幅や高さがある程度は必要になる。
扉をつけなくてはならない

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↑こういう、オープンラック式もいいな~と思いましたが(ラク!)、ガラス瓶が飛び出していちいち転げると困るので、扉が必要になりました。 
ディスプレイケースの中は、なるべく光が入るようにしたい
理想は、正面扉、左右側板、天板がガラス張り(=プラ板張り)。

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光がたくさん入った方が、ガラス瓶もフィギュアもよく見えるし、開放感があります。

https://www.instagram.com/p/BUDhk7FBMKO/

↑ 今年の蚤の市の戦利品。

しかし、フォトフレームは上記の理由で使えないので、別の100均素材でなるべくこの条件のクリアを目ざします。
「棚板」も、できるだけ、「光を通す」構造にする。

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ガラス瓶をたくさん乗せても耐えられる「強度」と、ケース内を暗くしないように「光を通しやすい」造り、この2点が、棚板に求められています。
アンティーク調な雰囲気のディスプレイケースにしたい
クラシカルというかアンティーク調というかなんと申しますか要するに「ホグワーツっぽく」してみたい…!

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(できるなら!理想!希望!)
なるべく100均素材を使う
"扉部分の「大きなプラ板」など、100均にないものもあるけれど、極力、できる限り、100均で入手できる素材で作る!

 自分の身の丈にあった製作品を、ということもありますが、高価なケースを作ってしまうと、部屋の条件変更や飽きたりして使わなくなったときに悲しくなるから。

 

 

なるべく簡単に作れるようにする

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◆加工しやすい素材で!
◆最もラクな方法で!
「木 + 金色(真鍮)」のモチーフを入れたい

https://www.instagram.com/p/BUJpPH8hpip/

上の画像は、5月の「東京蚤の市」でGETした「時計の振り子」。
このような「木と金色」の組み合わせいいな~としみじみ思っていたので、いま作るならそれを取り入れたいな~、と。
(こんなに美しくできないけれど)

というわけで、こういう棚を作ることにしました。

設計図の類は絶対作れない(性格・能力的に)ので、イメージの書き出し~。

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 頑丈な棚を簡単につけるには、こんなにフレームは細くできないので、もっとぶっとい枠組になりますが…。
 
さて、どうなることやら。

100均素材でラバーストラップのディスプレイケース(BOX)を自作する。最終回。

100均の素材で、ワンピースの海賊さん(トラファルガー・ローとユースタス・キッド)のラバーストラップ専用ディスプレイBOXを作る、最終回。

ラバーストラップ用ディスプレイBOXの作り方(最終回)

底板と箱部分(BOX本体)がかみ合うように微調整する

底板に山と砂浜を作ったとき、きちんと接着面を残した人には不要な作業です。

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↑ 底板に本体部分を乗せてみたら、山方面が全然噛み合わない!
隙間が空いて、土台の粘土のオレンジ色が側板に反射しています。
底板には十分な接着スペースを残していたけれど、山の土台の粘土とフェイクモスシートが「空中」で少しはみ出していました。厳しい~。 

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↑ しまった、底板の側面に白色をつけるべきだったと今気づきましたよ

側板からはみだした「山の側面」は、粘土剥き出し状態だったので、はみ出た部分にだけ、上の調整作業で削った「フェイクモスシートの破片」で「こんもり」に。

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最初にフェイクモスシートを貼って以来、接着剤は付けていないのですが、1週間以上経過しても粘土につけた接着剤が粘度を保っていたおかげで、ラクラク作業でした。
スコッチプレミアム2すげぇ…。

箱(BOX本体)部分と、底板を接着する
木工用ボンド(速乾タイプ推奨)で、ギュっとくっつけます。
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↑ 土台粘土とフェイクモスシートを少しだけ削り取って微調整し、ぴったり収まるようになりました。

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100均の貝殻ディスプレイ(小)を浜辺に飾る(お好みで)

ダイソーで新発売の「ボトルに入った砂浜」。

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この「砂浜ボトル」、やたら貝殻がいっぱい入ってて太っ腹だと思いませんか!?
貝殻を三つ抜いても、まだこんなに入ってるんだよ!
ディスプレイ用というより素材用だよね!
ありがとうダイソー

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雰囲気出て来た?

ラバーストラップを吊るし、ダイソーレジンマグネットや灯台置物を配置する

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ダイソーのものばかりだなぁ…。
ノッポ灯台とヨットはレジン置物。カモメの灯台はマグネット。

ノッポ灯台はなくてもいいと思ったのに、砂浜ボトルとのパステルな調和が捨てがたいほど可愛いらしくて、一緒に買ってしまった。

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礼文島で撮影した写真をボックスの中に飾ります。
マスキングテープが見えないよう、単純に貼っただけ!

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↑ 上からショット

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↑ 横からショット

さらに100均貝殻(シェルミックス)を一緒にディスプレしてみる

夏になると出て来るお馴染みの100均の貝殻(ダイソーのシェルミックス)。

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ダイソーには「無着色・巻貝入り」「パステル・平貝たっぷり(シェルミックス パステルカラー)」の2種があり、でかい巻貝は苦手なので(幼少期に家にいたヤドカリを思い出す)、パステル平貝セットを選択。

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↑ これでも7~8枚抜いてる。たっぷり入ってます。(左側)

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下に引っ張られることを懸念して、テグスでロープの中央を留めていたのですが、外してみたら、こっちのほうがよかった・・・。
(テグスを避けながら白ペイントしたアタイの努力は一体…)

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角度により、箱の上部の板の隙間から光が入ってくるのがうれしい。

今回、洗濯物にされたワンピースのラバーストラップたち

ロー(笑み) ラバーストラップ きゅんキャラいらすとれーしょんず 「一番くじ ワンピース ヒストリーオブロー」

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このちびローの舞台のミニオン島は冬でしたが、礼文島も冬は雪に閉ざされます。

季節は違うけれど、「ノースブルー(北海)の離島」つながりとして、原作のお話的にもこのケースに最も生えるラバーストラップかなー?と勝手に感じてます…

ロー&ベポ ラバーストラップ きゅんキャラいらすとれーしょんず「一番くじ ワンピース ヒストリーオブロー」

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服装はこれが1~2番にかっこいいと思う。
シャツスタイルも新鮮だったけど、トラファルガーローは腰のラインがかっこいいので、ぴったりしてる服がいい。
ロー(おにぎり) ラバーストラップ きゅんキャラいらすとれーしょんず 「一番くじ ワンピース ヒストリーオブロー」

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「きゅんキャラいらすとれーしょんず」が何なのかよくわかってないんだけれど、とにかく可愛いことはわかった。

ワンピースラバーストラップ 樽コレクション トラファルガー・ロー

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いわゆる「樽コレ」のロー。
かわいい。ひたすら、かわいい。

サニー号に乗ってるときの服ですが、あの服は結局、サニー号乗船用でしたね。
人の船に乗るためだけに服を用意していたトラファルガー・ロー可愛い。
右手の甲に入れ墨がないのは、見逃す(←見逃してない)。
ワンピースラバーストラップ 樽コレクション ユースタス・キャプテン・キッド

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「樽コレ」のユースタス・キッド。
かわいいのに、BOOKOFFで100円叩き売りされていた。
ユースタスキッドは、ワンピース得意の「左右非対称」の権化ですね。
目の傷が3本なら、シャンクスとまったく同じ身体条件になるのに。
 
 

心を洗われる体験がしたい? 礼文島へ行かない手はない!

今回のラバーストラップケースの中に飾った写真です。

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夏の終わり、礼文島へ日帰りトレッキングに行ったときに撮影。
 
北海道の稚内からフェリーで2時間弱。
その道中も「ワンピースごっこ」ができます!(笑)

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礼文島は本当に文字通り、心が洗われます。
美しさと自然のパワーが、とてつもないです。

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礼文島がスゴイのは、ところどころが細長いため、山の尾根に立ったとき、「山の頂上にいるのに、モロ海に囲まれてるー!」体験ができること!
(↑ 上の画像もそうです。左側の尾根に見える「筋」が「道」です)

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島のどこにいても、気持ちいい!!

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私が行ったときは、花のハイシーズンの直後、ウニ漁があと数日で終了という時期でした。
有名な岬めぐりトレッキングコースをまわりましたが、ほとんど人に会わず、大自然を心底満喫させてもらいましたよ!

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まだの方は、ぜひぜひ一度どうぞ!
太陽と海が大の苦手なタバサがここまで勧めるのですから、間違いありませんよ~!

100均素材でラバーストラップのディスプレイケース(BOX)を自作する。その3

100均の素材で、ワンピースの海賊さん用(トラファルガー・ローとユースタス・キッド)のラバーストラップのディスプレイBOXを作る、第3回。

今回で終わりたかったのですが、画像で重くなって見づらい様子なので、次回と分けます。(次回で終了)

 ラバーストラップ用ケース(BOX)の作り方(その3) 

砂浜を作る(一回目)
画像撮り忘れたので、画像は次の手順「海を塗る」と使いまわし…。
方法は、100均ダイソーの「インテリア用の砂」をくっつけるだけ!

 

砂浜が山より高くなるのが気になり、「山の裾野(砂がかぶる部分)」をハサミやカミソリで刈りこもうとしたけど、うまく刈れないのでそのまま砂を乗せた。
特に問題はなかった。
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砂浜は合計2回、作りました。
1回目は「波打ち際のライン」を決めるため。

迷わず印がつけられれば1回で済むけれど、タバサは実際に砂を乗せてみないと「砂浜の幅(波打ち際の位置)」が決められなかったから。

「波打ち際の位置(海と砂の境界線)」がわからないと、どこまで海を塗ってよいかわからない。
(理屈では、山の境界線まで青く塗っても砂で覆うからOKなんだけど、何かのはずみで青が透けたらカッコよろしくないので、青色は海の境界にとどめたい)
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「砂浜」と「海」の間に空白ができたら困るので、「波打ち際の位置」がわかるように一度砂浜を作り、海を塗って、それから海に砂浜のエッジをかぶせて、「波打ち際」を作ります。
これはその1度目。

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画像はもう青色がついてるけど、実際は砂浜をザックリ作ってから、青を塗ったよ。

【方法】
砂浜にしたいエリアに木工用ボンドを塗り、砂を乗せてギュウギュウ押し付ける。
面倒で原液のまま使用したけど、ボンドは少し薄めた方が扱いやすいと思う。

ボンドがついた指で押えたため指が砂糖菓子のようになりますが(手袋すればよかったと今思った)、
「乾いたらボンド塗る ⇒ 砂を乗せる ⇒ 押し付ける 」を2~3回繰り返す。

※注:乾くまでは砂がバラけて落ちやすいので、動かさないようにする。

木工用ボンドは速乾タイプがオススメ(フタはすぐ閉めること)。
海の色を、底板に塗る
上と使いまわしの画像になりごめんなさい。(気を付けているけれど、つい撮り忘れて)

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沖に近い(深い)方は濃い色なので、ちょっと暗めに塗る。
黒、紺、青、緑、白を少しずつ使用。
砂浜を完成させる(2回目)
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海の色がついて波打ち際の位置が決められるので、青い部分に砂浜のエッジ(端っこ)をかぶせるように砂を追加して、完成させる。

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また画像取り忘れたので、次の工程(海水をニスで作る)が被さってしまった。
実際には、海水ニスは砂浜が完成した後に、塗りました。

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海の水を工作用ニスで作る

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  • 面倒なので、絵具を出すのもニスをとくのも一つのカップで次々やりました。
    (色を変えるときは、混ぜる気がないなら前のニスは完全に拭き取ってから)
    (この工作ニスは乾きが早いので、ちょびっとずつで丁度よかった)

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    ↑ 泡がたたないように、よく筆でマゼマゼすること。色の固まりが気にならないくらいに。
  • 色つけには「透明水彩絵の具」を使いました。
    「不透明の絵の具」だと工作用ニスが不透明になってしまうので、海水が濁ります。

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  • 途中で気づいたけど、海水が厚くなってくると、手前(彫りっぱなし側)に垂れる危険があるので、「薬の箱(自立してツヤツヤでニスがくっつかない)」を切って、マスキングテープで貼って壁にした。

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  • 工作用の透明ニスに透明水彩絵の具をまぜ、透明な青、透明なエメラルドグリーン、透明な紺などなど、色々な色を塗り重ねてゆく。

    ほんの一部分だけ色を変えたりすると、本物の礼文島の海に近くなった。

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  • 砂浜の波打ち際にも、何色かのニスをちょびっと重ねる。
  • この一連の画像、実は少しずつ色を足して少しずつ変化しているのですが、伝わらないですね…。実物みるとすごくわかるのですが…。撮影下手で申し訳ない。
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    ↑タバサ的に「もういいかなー」の状態
重ね塗りもういいかなーと思ったら、最後に無色のままの工作用ニスをドバッと流し込む。

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お、すごーい、水っぽーい!

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と、喜んだのも束の間…。ニスが固まって壁を撤去すると・・・
気泡がぁ!😱 

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ニスはドバっと流し込むと気泡がスゴイことになるので、少しずつ静かに注いでください。(涙目)

※波を作るなら2液式レジンが良いと思いますが、「調合」という精密作業が入るので回避。

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いやー、すごいなぁ~。…気泡が!

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まー、初回の割に、がんばった…と思いたい…。

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人魚姫も最後はたしか海の泡…。
これ全部アリエルかぁ…。

……。 次回、必ず最終回です。

100均素材でラバーストラップのディスプレイケース(BOX)を自作する。その2

ワンピースの海賊さんのラバーストラップ専用ディスプレイケース(BOX)を作るシリーズ、part2です。

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モデルは夏の礼文島なので、まさに「ノースブルーの海と島」!。
トラファルガー・ローにぴったり~。

「海と島」ラバーストラップ用ディスプレイBOXの作り方

(注)作業の画像では、最初から箱に「紐と洗濯ばさみがついて」いますが、本来はもっと後でつけます。

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↑ 工程がおかしいのは、自分の構想がうまくいくかどうか、テストでつけたら、また外して再度つけるのが面倒くさくなったので、つけたまんま開始しちゃったためです。

白く塗装するとき避けなくてはならないけれど、塗るのは大好きなのでまったく苦じゃない。透明なテグスが白くなったり洗濯ばさみが白くなったりしたけど、別にいい。面倒なのが一番困る…。
箱のタテの長さを継ぎ足す
タテ幅が足りないので、底になる部分を外し、他の100均BOXの部分をつぎたします。

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画像のとおり、側板は5ミリほどの厚さがあるのに対し、奥の板(上の画像の手前の白木板)が1.5ミリ程度と薄いので、「奥の板に対し、側板を接着する」組み方にします。(元の箱もそういう仕様)

底板ですが、元の箱が「長辺にすき間のあるタイプ」なので、そのまま付け直すと底板にも隙間があることになる。しかし、底部分には「海」を作るため、隙間は都合が悪い。
このため、底板も同じく別のダイソーBOXの部品を使用して「一枚板」に替えます。
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100均素材(特に桐)は、加工がラクで本当に助かるわー。

この時点では、最終的に天板と底板の寸法は同一にして、キャンドゥのディスプレイBOXのようにフタをつける予定でした。(精密作業が苦手なので、採寸や接着のズレを予測して大きめに底板を作ったが、最後に調整するつもりだった)

※箱の内側が茶色く塗ってありますが、これはミニチュアBOXの「トラファルガー・ローの船長室」作成テストの名残です。本来は白木。
底板の部分だけ接着しないまま、白く塗装する。
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  • BOX本体になる部分は、ウラ側以外、徹底的に真っ白に塗ります。
    (画像は全然徹底してないけど)
  • 底板:色々細工するので、正面になる(外枠になる細い)部分のみ、白くします。
考えた方法で海を作れるのか、確認テストをする
このような工作は生まれて初めてなので、自分が考えた方法でうまくいくかどうか、BOX部分のウラ側で試し塗り。
  1. 底板をアクリル絵の具で、青や緑に塗る。

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  2. 工作用の水性ニスに透明水彩で色をつけて重ね塗りする

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    ・色は都度かえる
    ・海の複雑な色合いと深さを再現したかった
     ※ 本番は、重ね塗り回数もニスの量ももっと多くなる。
  3. 最後に無色なままの工作用ニスを塗る。

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まあ、なんとかできそう。
底板に、「山の原型」と「海の原型」をつくる

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  • 「山の原型」
    礼文島の「海に向かうなだらかな部分」がモデルです。
    礼文島独特の「断崖絶壁の部分」も捨てがたかった…)

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    チェックのためフェイクモスシートを乗せ、凹凸の出具合が好みの形になるよう形成します。

  • 「海の原型」
    向かって右が沖になるので、底板の右側を彫刻刀で彫って深くします。

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    夢中になると無頓着になるので、箱の接着のために残しておくべき部分にはマスキングテープを貼りました。
    (役に立ったけど、これをやっても山と砂浜がオーバーして、最後に削りとる羽目に)

    好みの深さまで彫れたら、ヤスリをかけて表面を整える。
    (かけなくてもいいかもしれないけど、礼文島の海底に藻はなかったので)
    (昆布は泳いでるけど)
山の表面を、フェイクモスシートで覆う
EVA(フェイクモスシートの裏面の素材)や合成樹脂が接着できるものならなんでもいいけど、タバサが使ったのは「スコッチ プレミアムゴールド2」。

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透明で、「木・金属・塩ビ・ポリプロピレン・ポリエチレンにもつきます!」という、紙以外は節操なしにイケるスーパー遊び人だが、人間の指と指もよくつく。(一瞬離れなくなって焦った)

これを粘土の表面に塗り、5~10分放置してから、大きめにカットしたフェイクモスシートを貼ってゆく。
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手前(粘土が見えたらカッコ悪い)から、粘土の凹凸にしっかりきっちりはめ込みながら、ギュウギュウと押しつける。
 
側面と奥の板に接する面は、フェイクモスシートで覆う必要はない。
ないんだけど、「向こう側に続いてる」臨場感が出るように、向こう側へ折り込むようにする(特に奥側の板に接する面)。
 
また長くなる(単純な作りなのに!)ので、いったん切り上げて次の記事へ続きます。
(次回は「砂浜作り」から)
(次回で終わりたい)